21分間隔は使いにくい
水間鉄道は、6月1日から「PiTaPa」導入に伴い、ワンマン運転を実施し、合わせてダイヤ改正を行いました。
その新しいダイヤは、見事なまでの21分パターンのダイヤ。平日も休日も、5時台の始発から21時台まで、朝夕のラッシュ時も関係なく21分間隔が繰り返されます。違うのは22時以降だけです。
21分間隔という使いにくいダイヤになった原因は、ワンマン運転の導入。ワンマン運転前は上り(貝塚行き)が15分、下り(水間行き)が14分で走っていました。しかし、ダイヤ改正後は、上りが17分、下りが16分かかります。水間鉄道は全線単線で、中ほどにある名越でのみ交換ができます。名越→貝塚の所要時間が8分から10分、貝塚→名越が7分から9分に伸びたために、21分間隔のダイヤしか組めなくなりました(ダイヤ改正前は、最短17分間隔で、日中は若干不均等ながら1時間に3本ありました)。平日の朝は、終日有人駅となる貝塚、水間観音駅(6月1日に水間駅から改称)のほかに、貝塚市役所前駅など3駅でもすべての扉を開けますが、これは利用者の増加による所要時間の増大を防ぐ狙いがあると思われます。
朝のラッシュ時のように、利用者が多く、しかも乗る電車が決まっているときは21分間隔のようなややこしいパターンでも大丈夫です。しかし、日中で21分間隔のパターンは、覚えにくくて使いづらいです。水間鉄道だけで需要が完結するならともかく、南海の難波方面への乗り継ぎ需要もあるでしょう。貝塚で接続する南海が15分間隔のパターンを組んでいるので、高校生などによる夕方のラッシュが始まるまではいっそのこと(15の倍数の)30分間隔のダイヤにしてもよいかもしれません。
(追記)
ところが、2010年10月30日にダイヤ改正があり、原則として20分間隔の、わかりやすいダイヤになりました。
(参考:水間鉄道ホームページ http://www.suitetsu.com/trainn/timetable/index.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- JR西日本、1人でも乗り放題の全線フリー切符発売(2021.04.10)
- 京阪、全体の1/3の駅を無人化(2021.04.09)
- 「THライナー」、期間限定で草加に追加停車(2021.04.11)
「関西私鉄」カテゴリの記事
- 和歌山電鐵の新しい観光電車はセミコンパートメント付き(2021.03.10)
- 2年前から運休している金剛山ロープウェイ、廃止へ(2021.04.04)
- 「春の関西1デイパス」は神戸電鉄も利用可能に(2021.04.01)
- 和歌山電鐵、3月13日からコロナダイヤを恒常化(2021.03.09)
Comments
21分間隔は不当時隔と同じですね。
おっしゃるとおり、日中は30分間隔にした方が便利です。
Posted by: ▲ 飛遊人 | 2009.06.07 09:05 AM
▲ 飛遊人さん、こんにちは。
* 21分間隔は不当時隔と同じですね。
この間隔だと覚えることは不可能ですね。確かにバラバラと同じようなものです。
Posted by: たべちゃん | 2009.06.07 01:09 PM