やまぎんレトロラインに乗ってきました(4)
小倉で1時間ほど待って乗ったのは、「リレーつばめ3号」。博多に行くのなら、新幹線でも特急でも快速でも何でもいいのだが、「リレーつばめ3号」にしたのには理由がある。たった3席しかないDXグリーン車を狙うためだ。自由席特急券が500円のところ、特急券に加えて1600円のDXグリーン料金を払う。
2011年に九州新幹線が全線開通すると、「リレーつばめ」「有明」は廃止されてしまうだろう。787系の車両は、現在485系で走っている「にちりん」などの置き換えに使われるだろう。しかし、「にちりん」などにグリーン車の需要はあっても、DXグリーン車や個室の需要があるとは思えない。かつて九州新幹線の部分開業によりビュッフェが廃止されたように(車両そのものは改造されて残っている。セミコンパートメントもそのまま残されている)、九州新幹線の全線開業によりDXグリーン車や個室が廃止されると見るほうが妥当であろう。
DXグリーン車はグリーン車の前のほうにある。運転席後ろの3席だが、運転席の様子は見えないのは残念である。でも、リクライニングの角度の大きさは特筆すべきもの。ほぼ水平に倒れ、横になりながら車窓を眺めることができる。夜行列車でもないのにこのようなリッチな座りかた(寝かた?)はなかなかできるものではない。
九州の特急のもうひとつの目玉は、高いサービスで知られる「つばめレディ」だが、車内販売は博多から始まるため、彼女たちは乗車していない。DXグリーン車ならではのサービスもあったかもしれないが、体験することができず残念である。(続く)
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