やまぎんレトロラインに乗ってきました(2)
船旅のいいところは、船の中で食事や入浴を楽しむことができること。列車にも「食堂車」というものがあるが、連結されているのは豪華寝台列車ぐらいで、絶滅危機種である。大きな面積を要する風呂は、船固有の設備。列車では、シャワーがあれば上等だ。食堂は17:00の出港とともに営業を開始するが、待っている人が多く、行列ができていたので、先に風呂に入ることにする。風呂は出港前の16:00から22:00まで入ることができる。
風呂に入った後も、デッキから明石海峡大橋を眺めるなどしばらくゆっくりしていたら、食堂から案内放送が入ってきた。18:30になってお腹も空いてきたし、食堂にもすぐ入ることができるようだ。食堂はバイキング方式のレストラン。ソフトドリンクも飲み放題だ。レジで1500円を払う。これで90分、船内で食事をすることができるのだ。移動している乗り物の中で温かい食事をとることができるのはありがたいサービスだ。1時間あまり経って食堂を出るころには、すっかり暗くなっていた。
デッキに出て船が瀬戸大橋を通過するのを見てから、寝ることにした。小さな振動が続くので、完全には熟睡できなかった。(続く)
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