やまぎんレトロラインに乗ってきました(6)
博多からは9:16発の「ゆふいんの森1号」。緑に彩られた車内に入ると、まず最初に階段がある。ハイデッカー構造となっているので(隣の車両への連結部分もハイデッカーのままである)、かなり高い位置から見下ろすことができる。「ゆふいんの森1号」に使われるキハ72系には、車椅子対応の設備もあるようだが、どうやって車椅子の人は、ハイデッカーの車内に入ることができるのだろうか?
「ゆふいんの森」には、ビュッフェがついている。かつては東北・上越新幹線などでも普通に見られた設備だが、今では本当に貴重なものになってしまった。このビュッフェを体験することも、「ゆふいんの森」に乗る大きな目的である。そのビュッフェ、久留米付近でようやく営業開始。すぐに3号車に向かったが、出遅れたようで、少々待たされる。ビュッフェでオリジナルコーヒーとマドレーヌを買って座席に戻る(ビュッフェにも狭いながらも食べることのできるスペース(椅子はなし)はあるが、混んでいたので座席に戻った)。地ビールにもひかれたが、こちらは残念ながら由布院で積み込むため、販売されないようだ。
ビュッフェはアルコール、おつまみ、お菓子が中心で(しかも由布院に向かう「ゆふいんの森1号」は販売していないものが多い)、「売店」みたいなものだが、そういうものでも車内にあるのは貴重だ。
筑後平野もだんだん狭くなり、平野部では駅も高速で通過していた(一線スルー改造がなされた?)「ゆふいんの森」も苦しそうに坂を上る。川に沿って走り、盆地が現れたところが日田。「指定席は満席」とのアナウンスがあったが(1週間前に切符を買ったとき、5席しか余っていなかった)、日田まで隣の客はやってこなかった。(続く)
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