ジェイアール東海バスの路線バスに乗ってきました
これも18日のできごとです。
尾張瀬戸で降りて、バス乗り場に向かう。尾張瀬戸のバス乗り場は、市の施設「パルティせと」の裏側にある。少しわかりにくい。
瀬戸に行ったのは、ジェイアール東海バスの路線バスに乗るため。以前にも書いたが、瀬戸地区の路線バスは9月末で廃止される。かつてはジェイアール東海バスの路線バスもあちこちで走っていたが、どんどん廃止されて、最後に残ったのが瀬戸地区。その最後の瀬戸地区も、間もなく廃止され、ジェイアール東海バスから路線バスがなくなるのだ。瀬戸地区はほかのローカル線のように誰も乗っていないということはないので、経営資源の集約化の意図があるのだろう。
4分ほど遅れて、瀬戸駅前10:35発の品野行きが来た。品野方面のバスは、上品野まで行くのが1時間に1本、途中の品野止まりが間に入ることが多い。つまり、品野までは30~60分に1本が運転される。瀬戸駅前で乗り降りがあり、10人ほどで発車。途中のバス停でも、乗り降りが共にあり、意外と乗客が減らない。
陶器工場が見えてきたら、品野の町。その入口にある品野坂上で下車。ここまでの運賃は200円。まだ数人は乗っていて(バスファンらしき人はいない)、とても廃止間近のローカルバスとは思えない。この時点で6分遅れ。品野の市街は渋滞していて、さらに遅れそうだ。
帰りのバスまでまだ20分以上あるので、歩いて尾張瀬戸に戻ることにする。途中でジェイアール東海バスか名鉄バス(赤津方面から)が来たら、それに乗ればいいだろう。バスが通る国道248号線はダンプの通行が多く、排ガスはひどい。
古瀬戸からは、名鉄バスの路線も加わる。しかし、赤津からの名鉄バスは、壊滅的な状態になっていた。10年ほど前は確か、名鉄バスセンター発着の便が1時間に2本(それと古瀬戸は通らないが、瀬戸と赤津の間は、藤が丘からの便が1時間に1本あった)あったが、今では1日に6本(平日)あるのみ。もうひとつの一里塚経由も1日に11本(平日)だけ。朝夕は1時間に1、2本あるが、昼間は5時間ほど運転されない。名鉄が2008年3月末での廃止を申し出た影響だろうか? 瀬戸地区のジェイアール東海バスは、春日井にあるものを含めて名鉄バスに引き継がれる。瀬戸の場合は、赤津方面の名鉄バスを含めて若干の増発がなされるようであるが、これが減ったり、廃止されたりしないように、あらゆる立場から支える必要があるだろう。市民が乗ることも重要な支えだ。
(参考:瀬戸市ホームページ http://www.city.seto.aichi.jp/dbps_data/_material_/seto/3010/21_3_2.pdf、http://www.city.seto.aichi.jp/dbps_data/_material_/seto/3010/21_2_8.pdf 春日井市ホームページ http://www.city.kasugai.lg.jp/dbps_data/_material_/localhost/11000/t1102000/koho210801/koho210801p10.pdf)
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Comments
西日本JRバス管内でも、一般路線の熊野線(紀伊田辺~栗栖川)が廃止になります。
運行は明光バスが引き継ぐので、とりあえずの問題はクリアされているようですが、継続的な利用が存続の課題なのは言うまでもありません。
JRバスは、やはり営業エリアが点々としているので、なるべく高速路線を中心に据えたい意向もあるのかも知れませんね。
Posted by: hanwa0724 | 2009.08.22 10:58 PM
hanwa0724さん、おはようございます。
* 継続的な利用が存続の課題なのは言うまでもありません。
JRバスに限ったことではないのですが、はっきり言ってそうですね。利用することが最大の対策です。
* JRバスは、やはり営業エリアが点々としているので、
都市部はともかく、経営は難しいでしょうね。
Posted by: たべちゃん | 2009.08.23 06:24 AM