やまぎんレトロラインに乗ってきました(12)
小倉では祇園太鼓をやっていた。バスの発車まで時間があるので、いくつかの祇園太鼓を見学する。しかし、太鼓を叩くのは22時までと決められているようで、その時間が近づくとお開きになっていった。
名古屋行きの高速バスは22:05の発車だが、その前に西鉄天神バスセンター行きがやってきた。天神行きのバスは、一見すると路線バスのような前面。さすがにドアは運転士横の1か所だけだし、座席も観光バスのように前向きの座席が並んでいるが。
天神行きのバスの後に、今晩の宿、名古屋行きの「どんたく号」がやってきた。今日の便は西鉄が担当。夜行バスだというのに、明かりがついている。まるで昼行のバスみたいだ。2号車が指定されたが、乗客はまばら。
高速に入って、ちょっと走ったと思ったら、関門橋を渡る手前のめかりパーキングエリアで休憩。めかりパーキングエリアは、ガソリンスタンドがない(ガソリンスタンドは、もうひとつ大阪側の王司パーキングエリアにある)ことを除けば、サービスエリア並みの施設がある。なお、反対側の鹿児島方面にはパーキングエリアはない(壇ノ浦にある)。
ここでの休憩中に、バスは夜行仕様に変わる。西鉄バスは変わっていて、通路と通路の間にカーテンを通す。つまり、ほかの人とはカーテンで仕切られ、寝顔を見られることはないのだ。西鉄バスはこのようなカーテンの仕切りかたを「フェイスカーテン」と言っている。個室ほどではないにせよ、開放寝台クラスのプライバシーは保たれる。この時点で窓のカーテンも閉められる。
乗務員交代のためいくつかのパーキングエリアに停まったのち、御在所サービスエリアで朝の休憩。夜と朝にちゃんと休憩があるのはありがたい。5分ぐらい遅れているようだが、まず定時と言ってもいいだろう。ここでカーテンを開け、昼行仕様になる。めかりパーキングエリアまでやっていたビデオ放映(映画?)も再開され、窓から景色も眺めることができる。夜行バスは朝になってもカーテンを開けてくれないため、(景色を見ることができず)不満だったが、これはいいシステムだ。「フェイスカーテン」同様、ほかのバス会社にも取り入れてもらいたい。ただ、今回に限って言えば、東名阪は車で何回も走ったことのある道路なので、ありがたみは少なかったが。
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