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新聞は公的支援が必要な存在か?

 今日は衆議院選挙。国民が政権を選択する重要な機会です。その選挙に関して、メディア政策の関連から、3氏が意見を述べています。3人ともマスコミに対して甘い発言をしていますが、中でも思い切った発言をしたのは、ジャーナリストの原寿雄氏。なんと新聞に年間500億円の公的支援を求めているのです。

 確かに、インターネットの発達により、新聞が以前に比べて独占的な地位でなくなった状態であることはわかります。インターネットの発達により、私たちのような一般の人でも、意見を表明することができます。10年ほど前には考えられなかったことです。意見を表明することは、メディアの特権ではなくなったのです。

 新聞の役割は、高い分析力を持って、公権力を監視することです。政府の行動を支持してよいのは、与党系の新聞のみです。これができない限り、マスコミの役割は事実の伝達にとどまります。金を出して買う代物ではありません。このことを理解できない限り、新聞の衰退は続くことでしょう。

 一応、新聞上は3氏の「意見」という形をとっていますが、どうみても自分たちに甘いのが明白です。バランスをとるつもりなら、ひとりぐらいはマスコミに自己反省を求める意見があってもおかしくないです。

 果たして、今の新聞は公的支援が必要な存在なのでしょうか? 先にやらなければならないことが多すぎます。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090824ddm012040004000c.html)

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Comments

 はっきり言って要らない。今の新聞はゴミです。

Posted by: ▲ 飛遊人 | 2009.08.30 07:32 PM

 ▲ 飛遊人さん、こんばんは。

* はっきり言って要らない。

 現状のままでは、新聞を取らない人が増えるでしょうね。新聞社各社はひたすら隠そうとはしますが。

Posted by: たべちゃん | 2009.08.30 10:10 PM

こんにちは~

もう、じっくり新聞を読む世代は少なくなっているのではと感じます。
お金を出して情報を買っても、ネットでは色んな情報があり取捨選択が出来ますモン。
幾ら公金を投じても、衰退していく運命を止められないのではと思います。
新聞社関係、雑誌関係の人たちには歯がゆい思いなんでしょうが、それでも時代の波には逆らえませんね。

Posted by: まるこ姫 | 2009.09.02 04:16 PM

 まるこ姫さん、おはようございます。

* もう、じっくり新聞を読む世代は

 私は通勤電車の中でじっくり時間をかけて新聞を読みますが(その割にはマスコミには批判的ですが)、新聞に価値を見出さない人も多いですね。

 ネットの情報量は圧倒的ですし、新聞を購読することがまともな家のステータスでなくなったら、販売部数が減るのは当然のことですね。

Posted by: たべちゃん | 2009.09.03 05:44 AM

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