阪神、最終戦でクライマックス・シリーズ逃す
阪神は大事な試合での勝負弱さ(?)を発揮したのか、昨日のヤクルト戦で敗れ、クライマックス・シリーズ進出を逃しました。クライマックス・シリーズ進出を逃すのは、2007年に制度が導入されてからは初めてのことです。つまり、5年ぶりのBクラスです。後半はそれなりに健闘しましたが、あと一歩及びませんでした。反対に、対戦相手のヤクルトは初めてのクライマックス・シリーズ進出です。おめでとうございます。
今年も目に付いたのは若手があまり育っていないこと。能見投手、久保投手、狩野選手、桜井選手ぐらいが目立つ程度です。来年の課題は、活躍を続けること。2年連続で活躍して、ようやく一人前です。狩野選手も桜井選手も2007年にはそこそこ活躍しましたが、2008年はあまり試合に出ることができませんでした。今年のオフは練習です。
かといって、ベテラン勢が活躍したわけでもありません。年棒ダウンは覚悟です。4年も不振が続く今岡選手のように、戦力外通告・トレードのかたちでチームを追い出される選手もいるでしょう(今岡選手は戦力外通告されるようです)。終盤、早々とノックアウトされた安藤投手を使い続けたことに象徴されるように(実績がない投手なら先発どころか、二軍行きでしょう)、真弓監督の采配にもベテラン重視の様子がうかがえました。矢野選手のケガがあったとはいえ、守備に不安のある狩野選手をメインの捕手として使っていったように、将来のことを考えて若手を起用したほうがいいのではないのでしょうか? 金本選手も例外ではありません。来年も中心選手として活躍するでしょうが、フルイニング出場のこだわりを捨て、状況に応じて守備固めを出してもよいのではないでしょうか? 選手として長く活躍してもらうことが大切です。
外国人も大外れでした。メンチ選手は全くと言ってもいいほど打ちませんでした。結局、元西武のブラゼル選手を急遽呼んできてしのぎましたが、外国人野手は奇跡といってもいいほど当たらないですね。打つのは他の日本のチームで働いていた人だけです。外国人による補強は手っ取り早い対策なのに、これでは勝てないのは当然です。スカウトが悪いのでしょうか?
来年もベテラン、若手のバランスが取れた巨人は強いでしょう。クライマックス・シリーズ狙いに徹するなら、巨人戦はあきらめ、他のチームによい投手をぶつけるのも手ですが(2位、3位の中日、ヤクルトは巨人には負け越しています。他のチームに勝って稼いでいるのです)、それでは美しくはありません。やはり巨人に勝ってこその阪神です。
来年は真弓監督も2年目。結果が問われる年です。来年こそは優勝の美酒を味わいたいですね。
(参考:朝日新聞10月10日朝刊 14版)
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