「北近畿」などへ287系投入
以前、「北近畿」などに新型車両を投入する話を書きましたが、その続報です。
新型車両の名称は287系。2011年春ごろに大阪・京都-城崎温泉・天橋立・東舞鶴間などで運転開始する予定です。参考とした記事に添付されているイラストをみると、「サンダーバード」などに使われる683系とそっくりの車両です。安全性向上のために、オフセット衝突対策や衝撃吸収構造の採用を行います。また、新たに設けられる客室設備としては、急病の乗客の休憩や授乳などに利用できる多目的室の設置、車いす対応トイレや女性専用トイレの設置が挙げられます。シートピッチも拡大し、一部の座席(グリーン車の全座席と普通車の車両最前部・最後部)にはモバイル用コンセントを設置します。新型「はまかぜ」(形式名称未定)と違って、こちらにはグリーン車が付くようです。ただ、記事にまったく記載がないことから、高速化の類は行われないのでしょう。(新型「はまかぜ」はJR神戸線を走ることもあり、時速130キロで運転します)。高速道路がますます整備されることを考えると、最高速度のアップなり、振り子対応にするなりの改善が欲しかったところです。
287系は、4両編成7本と3両編成6本のあわせて46両が制作されます。しかし、現在、「北近畿」などで使用されている183系は86両。40両足りません。足らない分は北陸新幹線部分開業によって余る681系・683系を転用させるのでしょうか? 現状では、183系の6両編成(6本)を置き換えることができません。
この「北近畿」などへの新型車両の投入によって、JR西日本の特急もかなり新型車両が多くなりますね。「はまかぜ」も新型に置き換えられますし、ブルートレインや北陸新幹線部分開業で廃止になるであろう「北越」はともかくとして(「トワイライトエクスプレス」ぐらいは残るかな?)、残る旧型車両は振り子の「くろしお」「やくも」ぐらいですね。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1174397_799.html、両丹日日新聞ホームページ http://www.ryoutan.co.jp/news/2009/10/03/001235.html、福知山運転所183系情報局 http://homepage3.nifty.com/hashidate-monju/index.htm)
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