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JR西日本、地方線区の電車は一色のみに

 国鉄時代は、鉄道車両の塗り分けのパターンはそれほどありませんでした。阪和線などで走る阪和色、関西線(現:大和路線)などで走る春日色でも珍しい部類でした。ところが、JRになってからは各地域ごとにバラエティに富んだ色の塗り分けが出てきました。旧型車両の多いJR西日本は、特にカラフルな車両が多いように感じられました。

 しかし、そのJR西日本は、アーバンネットワーク以外の普通列車車両(約1400両)を8年(鉄道車両は約8年ごとに塗りなおしの時期を迎えます)かけて一色塗りに変えることにしました。当然、塗装の必要のないステンレス車両はこの対象から除かれます。一色塗りにすることにより、作業工程が簡略化され、人件費や塗料代を節約できます。約2000万円の削減効果があるようです。2018年の時点では、221系が地方に転出しつつあると思われますが、国鉄型車両もまだあるでしょう。223系などのステンレス車両が地方線区を埋め尽くすのはまだまだ先なので、(ローカル線用のステンレス車両がそれなりにある)ディーゼルカーはともかく、電車については一色塗りの天下が続きそうです。

 気になる色は、各地域ごとに決まります。電車については、京都地区は抹茶、和歌山地区は青緑、中国地区は黄色、北陸地区(七尾線は除く)は青、七尾線は赤です。それぞれ、和歌山の青緑は「夏の海」、中国の黄色は「瀬戸内海に反射する陽光」というように、地域をイメージした色に塗られます。ディーゼルカーは、地域とは関係なく、朱色に塗られます。

 この話は中国地方が先行したこともあり、中国地方だけかと思っていたら、アーバンネットワーク以外のすべての区間に適用されることになりました。ディーゼルカーは、国鉄時代の色になるようなので、ある意味懐かしさを感じることができるでしょう。しかし、これまで電車については(通勤型以外は)複数の色で塗り分けてきました。このことを考えると、「手抜き」なような気もします。収益源の新幹線やアーバンネットワークでさえ、JR東海やJR東日本とは違って磐石ではありません。しかも、中国地方あたりには第三セクターになっても経営できないようなローカル線がごろごろしています。在来線の特急も高速道路1000円乗り放題の影響を受け、利用が低迷しています。JR西日本の厳しい状況を反映しています。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/feature/20090128-945707/news/20100108-OYT1T00861.htm)

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