787系は「きりしま」へ
記事を書くのが遅くなりましたが、備忘録を兼ねて書きます。
「リレーつばめ」「有明」は、来年春の九州新幹線開業に伴い、廃止される予定です。そして、これらの列車で使われていた787系は、宮崎と鹿児島中央とを結ぶ、特急「きりしま」に転用されるようです。現在、宮崎は福岡からでさえ、鉄道だと時間がかかり、航空機が使われるところですが、新幹線が開業すると、かなりのスピードアップになります(博多-宮崎間約3時間30分)。「きりしま」は新幹線からの接続特急として機能することでしょう。
ところで、参考にした記事には、同じく485系を使う特急、「にちりん」「ひゅうが」については触れられていません。いくら大分と宮崎を結ぶ(あるいは宮崎県内の)ローカル特急とはいえ、旧型の485系の置き換えは急がれるはずです。「にちりん」「ひゅうが」についても、「きりしま」と同じく、787系を短編成用に改造して投入するという見かたが妥当なところでしょう。
(参考:YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091229-OYT1T00485.htm)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 「3・3・SUNフリーきっぷ」で南海へ(2025.04.22)
- 大阪・関西万博に行ってきました(2025.04.21)
- 東京メトロ有楽町線延伸区間と東武伊勢崎線、直通運転へ(2025.04.18)
「JR九州」カテゴリの記事
- 肥薩線は3駅廃止(2025.04.17)
- 東筑軒の「かしわめし」が大麦入りに(2025.02.28)
- 追加料金を払えば、毎日の通勤特急が1か月間同じ席(2025.03.10)
- 「EXサービス」見直しで、一部商品は大幅値上げへ(2025.01.31)
Comments
現在の787系は7両×12本、6両×2本、4両×11本あり、リレーつばめと有明は九州新幹線全通で廃止になりますね。一方九州に残る485系は5両×7本、3両×11本なので、先頭車改造をやらなくても十分に置き換え出来そうなので同時に「にちりん」「ひゅうが」も787系になると思います。
Posted by: とこよっち@福島支部。 | 2010.01.11 08:19 PM
とこよっち@福島支部。 さん、こんばんは。
* 現在の787系は7両×12本、6両×2本、4両×11本あり、
485系を置き換えるだけなら改造はいらないようですね。ただ、その次に古い783系を置き換えた場合、改造の問題は出てくるでしょうね。もっとも、783系と787系ではそれほど古さの差はなく、783系のほうが貫通式のものがあることなど小回りが利く面もあるので、判断は単純ではないですね。
(ここからは追記)
新幹線開業を機に、新たな新幹線接続特急である「きりしま」を増発し、宮崎まで完全に1時間に1本運転することも考えられます。783系で運転されている一部の「にちりん」を787系に変えて、統一する可能性もあります。また、九州新幹線で博多-鳥栖間も少しは余裕ができるので、博多-佐賀間の「かもめ」ができるかもしれません。
実際のところはどうなるのでしょうか?
Posted by: たべちゃん | 2010.01.11 11:13 PM
我々宮崎県人としては「きりしま」が787系になるのは大変喜ばしいことである。しかし、それでは車両的に余るはずである。にちりん・ひゅうがも787系にするべきだ。理由はこうだ。忘れもしない2000年3月、にちりんシーガイアに使用されていた787系をJR九州のわがままで783系にグレードダウンされてしまい、結果宮崎地区に古い車両が固まってしまい、JR九州に抗議文が何通もいってしまっている。宮崎以北は検討中とはいうが、早く「787系にします」と言ってもらいたい。
Posted by: 宮崎人 | 2010.06.19 04:36 PM
宮崎人さん、おはようございます。
* しかし、それでは車両的に余るはずである。
さすがに古い485系は置き換えられるとみています。783系は(ほとんど製造年が変わらない787系に置き換える意義がないので)そのまま残る可能性がありますが。ほかの線区との兼ね合いです。
* 結果宮崎地区に古い車両が固まってしまい、
宮崎は速さを求めるなら航空機、安さを求めるならバスです。鉄道が優位に立つ場面はありません。
そうなると、鉄道車両も新しいのが投入されにくいのは悲しいながら現実です。
Posted by: たべちゃん | 2010.06.20 07:27 AM