東海北陸道と「セントラム」とキハ52とキハ58と(4)
次の富山15:05発の直江津行きまで時間があるので、LRTの「先輩」にあたる富山ライトレールに乗る。富山駅北から富山ライトレール沿いに歩く。インテック本社前を過ぎると、複線化計画のある区間に入る。道路が拡幅してから複線にするのだ。複線化にするための準備はすでに行われている。富山駅北からの便が少し遅れたためか、奥田中学校前で交換待ちのために待っていた便(奥田中学校前14:35発)に乗ることができた。
直江津行きは419系の3両編成。寝台車の583系を近郊型に改造した珍車として知られている。国鉄末期に数年持てばいいということで、大きな手を加えずに改造されたが、それから25年、本来の583系時代よりも長い年月が過ぎてしまった。座ればボックスシートとは言えども元特急車だけに快適だが、ドアが元の583系のままの狭いものなので乗降に時間がかかり、旅行者はともかく、地元の利用者の評判はあまり良くない。しかし、どうにもならないローカル線を抱えるJR西日本の財政事情は厳しく、新車に置き換える予算がない(どうしても数少ない予算は特急やアーバンネットワークに振り向けられる)ことから、そのまま走り続けてきた。ところが、521系がこの3月のダイヤ改正で増備されることから、419系が置き換えられる可能性は高いであろう。公式なアナウンスはまだないので、すぐに消えるわけではないが、早めに乗っておいたほうが良い。
「サンダーバード19号」が遅れた影響で、富山を2分遅れて発車。特急からの乗継などで立っている人もいる。立っている人はしばらくしていなくなったが、年末で旅行者も多いせいなのだろうか、座席は結構埋まっている。(続く)
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Comments
この区間には電化の種類もありますし
古い電車を長期に使うのもやむを得ないのでしょうか
大阪環状線でも古い電車を使う会社ですから
関係ないかもしれませんが
Posted by: XXX | 2010.01.08 08:42 PM
XXX さん、こんばんは。
* この区間には電化の種類もありますし
北陸は交流という特殊な電化方式を使っています。そのあたりも影響しているのでしょうね。
* 大阪環状線でも古い電車を使う会社ですから
「動態保存」ならどこかのローカル線でやっていただきたいものです。
Posted by: たべちゃん | 2010.01.09 12:33 AM