DMV試乗報告書(3)
駅に戻ると、ちょうどDMVも駅に戻ってきたころだった。しばらくして3便の受付開始。試乗モニター当選のハガキを渡し、名札と小さなバックを受け取る。バックには、DMVのパンフレットとクリアファイル、恵那市の観光パンフレット、「おらが焼」という手焼せんべいが入っている。ちなみにバックは恵那市の観光すごろくとなっている。大雑把に言って、表が合併前からの恵那市、裏が岩村や明智など合併によって恵那市になったところだ。
発車時間の13:15が近付いたため、3便の乗客が集められる。この3便もスーツを着た関係者らしき人がたくさんいる。雑誌の記者もいた。
DMVはマイクロバスのサイズなので、補助席をフルに使っても24席(運転席を含む)しかない。しかも今日は実証実験だからか、鉄道(明知鉄道)とバス(東濃鉄道)の運転士のほかに、線路担当の明知鉄道の担当者、車両担当のJR北海道の担当者、ガイド役の恵那市の職員の5人がいる。受け取った名札には名前は書かれていないが座席番号が書かれてあり、奥のほうから詰めていく。キャパは鉄道車両は当然のこと、路線バスよりも小さいのだ。ローカル線とはいえ、路線バスよりも小さい車体では需要に対応できないだろう。観光用ならともかく、通学の足としてはそこの改善が必要だ。DMVは鉄道区間では連結してひとりの運転士で走らせることもできるが、今のところ2両までだ。
時間になり、3便は岩村駅前を出発。3便はすぐに駅裏にまわり、モードインターチェンジに入る。運転士の交替とモードの切り換え自体はすぐに終わる。前のタイヤは線路に接しないため、前だけを少し浮かす。しかし、時間がかかるのは線路の閉鎖。余裕を持って10分もとっている。これなら十分、バスから鉄道への乗り換えができる。時間が余っているので、まわりの見物客用にモードの切り換えを何回も行っていた。(続く)
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