419系も来年3月までに引退
長い間、北陸線の普通電車は国鉄時代からの車両が使われてきました。急行型車両の475系を中心に、2扉セミクロスシートの近郊型に改造された413系が使われてきました。中でも特筆されるのが、寝台電車583系を改造してつくった419系。ドアは583系時代のものをそのまま使ったため幅が700ミリと狭く、乗り降りが不便で、地元からの評判はあまり良くなかったようですが、座ることができたら、そこはボックスシートとはいえ、元特急車。ゆったりとしたシートでのんびり過ごすことができました。
しかし、このような北陸でも新型車が投入されつつあります。3扉転換クロスシート、223系の交直流タイプともいえる521系です。今月のダイヤ改正でも増備され、金沢まで足を伸ばすようになりました。淘汰されるのは、当然、国鉄時代からの旧型車両。これからもどんどん数を増やし、2015年の北陸新幹線金沢開業のときには、普通列車も(JR発足後につくられた)新型車両で統一されることでしょう。
そうなると苦しくなるのは419系。実は、来年3月までに引退するのです。キハ58系と同時期なのです。昨年の年末、419系とキハ58系に乗ってきましたが、それが最後の乗車になるのでしょうか?
(参考:YOMIURI ONLINE http://osaka.yomiuri.co.jp/teppan/tr100219a.htm)
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Comments
今年の3月ダイヤ改正で521系が増備されて、419系が全廃になると予想していましたが、今回は475系の置き換えに充当されるとんことで、419系が命拾いしたと思っていました。しかし来年には全廃ということで残り1年になりましたね。北陸新幹線の開業で、平行在来線の金沢~直江津間はJRから第三セクターに転換されると予想されるので、そのときまで残るかな?という期待もしていました。
Posted by: とこよっち@福島支部。 | 2010.03.20 10:10 AM
>ドアは583系時代のものをそのまま使ったため幅が700ミリと狭く、乗り降りが不便で、
その他にも、重くてエネルギー効率が悪く、線路を痛める等デメリットが多い。よく、今まで走り続けたと思います。
後継車は521系ですが、富山-金沢間など交流区間だけなら、交流専用車でもいいが、敦賀や直江津構内が直流であること、七尾線が直流ということを考えれば、やはり共通仕様がいいということでしょう。
Posted by: かにうさぎ | 2010.03.20 11:56 AM
とこよっち@福島支部。 さん、こんばんは。
* 今年の3月ダイヤ改正で521系が増備されて、
私も真っ先に419系が廃車になると思っていたのですが、意外なことに419系ではなかったですね。
* 北陸新幹線の開業で、平行在来線の金沢~直江津間は
北陸新幹線金沢開業時には、すべて新型車両に置き換わっているというスケジュールで行くと思われます。それまでは、2扉セミクロスシートの413系を中心に、検査の時期を考慮しながら、状態のいい車両を残していくと思われます。
Posted by: たべちゃん | 2010.03.20 09:34 PM
かにうさぎさん、こんばんは。
* その他にも、重くてエネルギー効率が悪く、
国鉄末期に改造したときはあくまでも一時しのぎで、これほど長く使うとは想定されていませんでした。長期で使うなら、接客設備は413系みたいになっていたことでしょう。
* 後継車は521系ですが、富山-金沢間など
北陸線の場合、両端の敦賀や直江津が直流なので、交流専用だと使いにくいでしょう。
Posted by: たべちゃん | 2010.03.20 09:37 PM