東海道新幹線、1兆円大改修計画
1964年の開業以来、多くの列車が通り、多くの人を運んできた東海道新幹線。たとえリニアが開業したとしても重要な路線であり続けます。
そこで、JR東海は、2018年から2027年にかけて約1兆円をかけて大改修を行うようです。約1500あるトラス橋を取り替えます。トラス橋の取り換えは次のように行われます。まず、現在使われている橋の横に新たな橋をつくっておき、列車の通らない0時から6時の間にスライドさせて取り替えます。約150キロの長さがあるコンクリート橋、約70キロの長さがあるトンネルについても取り換えと同等の効果がある工事を行うようです。このような工法だと取り換え直後は徐行運転を迫られることもありますが、リニアが開業すれば、別の工法を取ることにより徐行運転を回避できるようです(ただ、どういう工法かはわかりません)。
完全に運行を取りやめて改修ができれば楽ですが、多くの人が利用していることを考えるとそういうわけにもいきません。たとえリニアが開業しても、静岡や京都などリニアから離れた地域での利用があります。山陽新幹線と接続する新大阪駅の営業を止めるわけにもいきません。北陸新幹線が米原経由できた場合、北陸新幹線の運行を止めるわけにもいきません。
(参考:日経ケンプラッツ(会員登録要) http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20100510/541107/?P=2)
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