淡路屋、大阪駅の駅弁に「昇格」か?
電車の旅に欠かせないのが駅弁。普通のコンビニ弁当の倍ぐらいして高いですが(大体1000円ぐらいが相場)、各地の名物が入っていたりして、舌でも旅を楽しむことができます。デパートの駅弁大会などで全国各地の駅弁が手に入りやすくなったとはいえ、やはり現地で買うのがよいことには変わりありません。
大阪駅にも当然、駅弁がありました。「水了軒」という名前で、100年以上の伝統を誇っていました。大阪駅のほかにも、新大阪駅や天王寺駅で駅弁を販売していました。天王寺はもともと別の業者が駅弁を販売していたのですが、そこも倒産して水了軒が引き受けたのです。しかし、主力となる駅弁が幕の内弁当主体だったこともあり(「八角弁当」などは結構評判が良かったようですが)、4月に破産しました。新幹線のある新大阪駅での販売場所に恵まれなかった(いい場所はJR東海に抑えられた?)要因も決して表には出てきませんが陰ではあるようです。JR西日本のおひざ元の大阪駅から駅弁が消えるピンチです。
しかし、JTB時刻表の6月号を見ると、(かつて水了軒が販売していた)大阪・新大阪・天王寺の各駅で売られている駅弁が変わっていました。一部ですが三ノ宮・新神戸・西明石などと同じものが入っています。そうです、淡路屋の駅弁なのです。淡路屋の駅弁はもともと委託販売のかたちで大阪駅などでも販売されていました。ここが大阪駅などの駅弁に「昇格」するのは妥当なところでしょう。
神戸牛や明石の蛸をメインとした駅弁で知られた淡路屋。将来的には、水了軒のレシピを引き継ぐなどして、大阪ならではの駅弁も充実させたいところですね。
(参考:JTB時刻表2010年6月号、淡路屋ホームページ http://www.awajiya.co.jp/、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100420/biz1004202048032-n1.htm)
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