札幌市営地下鉄で貨物を運ぶ実験
かなり前にソウルでの事例を紹介しましたが、8月に札幌の地下鉄で貨物を運ぶ実験を行います。実験期間は約2週間です。
実験はヤマト運輸や北見工大などの大学教授でつくる「都市型新物流システム研究会」と共同で行います。現在、厚別区にあるヤマト運輸の輸送拠点「札幌ベース」と中央区にある都心部の集配センター「大通宅急便センター」との間を4トントラックで1日3往復しています。そのうち、昼に運行される1往復を地下鉄による輸送に切り替えます。
今回の実験では貨車はつくらず、ヤマト運輸の社員が荷物を数台の台車に載せて運びます。1往復での輸送量は宅配分約150個と見積もられ、この実験で一般旅客に迷惑をかけないか(地下鉄は日中、7分間隔で運行されますので、その間にスムーズに載せないといけません)、配送時間に問題がないかを調査します。
今回の実験が順調にいけば冬季においても同様の実験を行い、実用化に結びつける予定です。地下鉄と貨物の組み合わせは意外に思えますが、車での利用を抑える観点からすれば、実験がうまくいき、実用化できればいいですね。
(参考:北海道新聞ホームページ http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/237236.html)
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