この夏と秋、「高山-木曽連絡バス」運転!
隣り合った位置にありながら、御嶽山などの高い山があるために直通の公共交通手段がない飛騨と木曽。ところが、今年の夏と秋に期間限定ながら、高山と木曽福島とを結ぶ臨時バスが運行されます。
この「高山-木曽連絡バス」、夏は7月24日から8月29日の間、秋は10月9日から11月7日の間に運行されます。夏は1日2往復、秋は1日1往復で所要時間は2時間24分です。運賃は2000円で、途中の停留所は開田高原(木曽馬の里入口)のみです。
なお、木曽から開田高原の間は、町営バスがそれなりの本数で運転されています。普通、コミュニティバスというものは、極めて運行本数が少なく、休日には運休してしまうものも珍しくないのですが、ここの町営バスは違います。本数が減る休日でも1日6往復、昼間はおおよそ2時間に1本の割合で運行されています。しかも運賃はたったの200円です。人口密度を考えると、健闘しているバスなのです(税金で維持しているのでしょうが)。
これに合わせて、JR東海からは割引切符も売り出されます。「木曽・高山ラウンドきっぷ」です。有効期限は3日間で、「高山-木曽連絡バス」のほかに「しなの」と「ひだ」の普通車指定席が1回ずつ使えます(「しなの」や「ひだ」だけの往復はできません)。値段は大人が6800円、子供が1800円です(子供だけの単独販売は不可)。駅では発売せず、旅行会社で発売しますので気を付けてください。中津川-木曽福島間、下呂-高山間では途中下車することもできます。有効期限は3日間ありますので、馬籠・妻籠や下呂温泉の観光などもできます。
高山-木曽間では、「高山-木曽連絡バス」に片道1回限り乗車することができます。しかも、途中の開田高原で追加料金なしで途中下車することができ(その日のうちに高山や木曽に着かないといけないという規定はありませんので、開田高原で宿泊することもできます)、開田高原までの町営バスも追加料金なしで利用することができます。先ほども述べたように、町営バスは地方のコミュニティバスとしてはそれなりの本数が運行されていますので、うまく使えば開田高原で遊ぶこともできます。夏は涼しい高原、秋は新そばを楽しむことができます。
(参考:木曽町観光協会ホームページ http://www.kankou-kiso.com/miru/bus.html、JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000008330.pdf)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 南海と泉北は合併しても、ダイヤは変更せず(2024.11.02)
「JR東海」カテゴリの記事
- 丹後の海に遊ぶ(0)(2024.10.27)
- 丹後の海に遊ぶ(3)(2024.10.30)
- 丹後の海に遊ぶ(1)(2024.10.28)
- 150円のSL(2024.10.20)
- 関西線の直通運転は2025年2月ごろ(2024.10.13)
Comments