水了軒の商標と工場、岐阜の業者が取得
大阪駅・新大阪駅などで駅弁を販売していた水了軒。「八角弁当」などが有名でしたが、以前にも書いたように4月に破産してしまいました。
負債総額3.3億円の水了軒が持っている財産は商標権(ブランド)。その後、三ノ宮駅・新神戸駅などで駅弁を販売していた淡路屋が大阪駅での駅弁販売を強化したため、淡路屋が商標権を取得すると思っていましたが、意外なところが手を上げました。岐阜県大垣市に本社を置くデリカスイトです。主力だった「八角弁当」などの商標と大阪市淀川区にある本社工場を6億円で取得したのです。デリカスイトは10月に事業を開始し、水了軒の弁当の復刻に取り組む考えです。また、デリカスイトは水了軒の店舗や従業員は引き継ぎませんが、水了軒の味を再現するために経験者を採用する可能性はあるようです。
デリカスイトは関西ではなじみのない会社ですが、東海地方では「美濃味匠」などの名称で弁当やお惣菜を販売しています。確かに味は良く、水了軒の味の再現を期待したいです。
(参考:asahi.com http://www.asahi.com/business/update/0716/OSK201007160142.html、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100420/biz1004202048032-n1.htm、デリカスイト通信 http://www.delicasuito.co.jp/index.html)
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