近鉄、2012年3月に大減便?
鉄道会社はこれまで輸送力増強や混雑率緩和などの施策を行ってきました。しかし、人口は減りつつあります。人口が減れば鉄道への需要も減ります。近鉄も例外ではありません。そこで、近鉄は今年に入ってから駅間ごとの詳細な利用実態調査を始め、将来の人口動態を考慮しながら適切な輸送力の分析を行いました。その結果、京都駅のホーム増設工事が終了する2012年3月に運転本数の削減を柱としたダイヤ改正(改悪?)を実施するようです。
ダイヤ改正の主な内容は、特急・快速急行の停車駅の見直し、無人駅の増加、終電時間の繰り上げ(でも、近鉄の終電は結構早かったはずなのですが)、急行など7種類に分かれる列車種別の絞り込みです。場合によっては輸送力の減少を防ぐために4両編成の電車を6両で運転するケースも出てくるようです。これにより人件費や運転本数を減らし、50億円の経費削減を行います。この50億円は、近鉄が2015年3月期までに目指している経費削減の額と一致します。
近鉄はあまりにも規模が大きいため、ひとつ直そうとするとあちこち不具合が出て難しいところがあります。他線との連絡も考慮しながらのため、なかなか抜本的な修正は難しかったのです。具体的な内容はこれからですが、今後の動向を注視していく必要がありますね。
(参考:日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819A96E2EBE2E3998DE2EBE2E5E0E2E3E29E9693E2E2E2)
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Comments
たべちゃんさん、お晩です。(⌒~⌒)。
近鉄名古屋線の準急は近鉄蟹江まで通過運転で、後は、各駅停車扱いだから、走らしても意味が無い気がします。
今は、近鉄蟹江に急行が停車するから、益々、準急の存在価値が薄れていると思いますが?
Posted by: パノラマハイパー | 2012.01.22 12:14 AM
パノラマハイパーさん、おはようございます。
* 近鉄名古屋線の準急は近鉄蟹江まで通過運転で、
後ほど書いた記事( https://tabechan.cocolog-nifty.com/note/2010/10/post-5650.html )に載っていますが、少なくとも昼間は名古屋線準急の存在意義がないですね。
Posted by: たべちゃん | 2012.01.22 06:46 AM