県営名古屋空港にFDAが乗り入れか?
2か月ほど前のニュースの続報です。
JALは愛知県側の要請を受け、現在中部空港発着で運航している青森・花巻便(花巻便は5月から運休中)を県営名古屋空港発着に移すことを考えているようです。県営名古屋空港だと着陸料などの経費が安く、航空機も(乗客数に見合った)小型のものが使えるので、赤字が解消できるということです。これが実現すれば、県営名古屋空港から定期便が消えるという「危機」は去ることになります。ただし、県営名古屋空港での復活は早くても来年4月以降になるようです。
また、県営名古屋空港には新たな業者が参入するようです。静岡市の総合物流会社である鈴与が中心となって設立した、フジドリームエアラインズ(FDA)。静岡空港や信州まつもと空港を拠点にしています。そのFDAが愛知県に定期便の就航を打診しているのです。比較的搭乗率の高かった福岡便や長崎便あたりが就航するとみられています。FDAとしては、早ければ11月にも就航したいと考えているようです。
いくら県営名古屋空港・中部空港発着の便がなくなったり、大幅に減ったりするとはいえ、愛知県などの「努力」は並々ならぬものがありました。まるで地方の県にある空港のように。その「努力」が実ったかたちになりましたが、今後ともそう多くない需要なのに、2空港が並立するという事態が続くようです。
(参考:朝日新聞7月8日朝刊 中部14版、朝日新聞7月9日朝刊 中部14版)
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