37路線50区間だけの高速道路無料化に2兆円?
現在、37路線50区間で行われている高速道路無料化の社会実験(その途中経過は前日の記事を御覧ください)。もしこれを恒久的に無料化する場合、国土交通省の試算によれば、2兆円ものお金がかかるようです。
確か37路線50区間の無料化に要するお金は1000億円程度。1.3兆円あれば首都高速と阪神高速を除く、すべての高速道路を無料化できます。それがいきなり一部区間の無料化だけで2兆円。どういう話でしょうか?
参考にした記事には書かれていませんが、推測で考えてみると、「2兆円」という数字は、無料化実験が行われている区間の未償還債務を表しているのかもしれません。本来なら通行料金で償還すべきですが、これを税金でカバーするのです。償還が終われば、通行料金を取る必要がなく、無料で走らせることができます。
ただそれなら、地方とのアンバランスと言う問題も出てきます。無料化区間とは縁のない大都市住民の税金も使われるのですから。それを考えると、以前のコメントにも書いたように、沿線の地方自治体が支出する話でしょうね。短い区間のトンネルなどでみられる話で、おかしい話ではありません。
(参考:時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/zc?k=201008/2010081400039)
| Permalink | 0
「道路、車」カテゴリの記事
- 「第2青函トンネル」の車は自動運転(2021.02.13)
- 未成線のトンネルを拡幅して国道に(2020.10.11)
- 信楽高原鐵道、信楽駅で超小型EV「COMS」のレンタル開始(2020.08.18)
- 地方の有料道路に交通系ICカード(2020.08.10)
- 新型コロナウイルスでサービスエリアのレストラン自己破産へ(2020.05.16)
Comments