« 伊予吉田駅に特急17本臨時停車 | Main | LRTのない堺の路面電車には未来がない »

近鉄名古屋-大和西大寺間直通特急に乗ってきました

 今日、大阪からの帰り、近鉄名古屋と大和西大寺とを乗換えなしで結ぶ、直通特急に乗ってきました。


 この直通特急は、「平城遷都1300年祭」などで奈良を訪れる人のために運転されるもの。4月24日から11月7日までの休日ダイヤで運転される日(一部の日を除く)に近鉄名古屋-大和西大寺間を1往復する。行きの近鉄名古屋発が8:30、帰りの大和西大寺発が16:30と、観光には便利な時間だ。近鉄名古屋-大和八木間は、大阪難波発着の乙特急と併結するため、2両という短い編成となっている。車両は最新型の22600系。喫煙室、温水洗浄便座つきトイレ、パソコン・携帯電話用コンセントがついている車両だ。新車ならではの匂いがする。

 大和西大寺は奈良線、京都線などが集まる主要な駅。たくさんの列車の間を縫って、この直通特急を入れているため、非常に慌ただしい。車内に乗り込んだらすぐに発車だ。ダイヤの合間を縫って設定されているためか、大和盆地をゆっくりと進む。

 先ほども書いたように、この直通特急は2両編成。前のA号車が喫煙車(ただし、座席ではタバコを吸うことができず、喫煙室に行かないといけない)、後ろのB号車は禁煙車。私の座ったB号車は通路側もほぼ埋まっているが、前のA号車はどうだろうか? 見てみると、喫煙室やトイレがあるため定員が少ないにもかかわらず、ガラガラ。バランスが悪い。

 6両編成ぐらいだと、1両のみを喫煙車にして、あとは全て禁煙車にするということもできるが、2両では難しい話だ。「特急と言えども全て禁煙」と割り切れれば簡単だが、そう単純にも行かない話だろう。

 橿原線と大阪線の乗換え駅である大和八木は、両方の線が直角に交わる。橿原線の列車が大阪線に乗り入れるためには、専用の連絡線を通らないといけない。その連絡線は新ノ口(大和八木のひとつ北の駅)を出てすぐのところにある。特急に乗らないと通ることのできない、連絡線だ。ポイントを渡り、右側の連絡線に入る。しばらく進むと高架の大阪線ホームだ。ここで大阪難波からの特急を待ち、一緒になって近鉄名古屋を目指すのだ。

| |

« 伊予吉田駅に特急17本臨時停車 | Main | LRTのない堺の路面電車には未来がない »

鉄道」カテゴリの記事

近鉄」カテゴリの記事

Comments

 たべちゃんさんへ:

 あのユニークな運転の特急に乗車されたのですか。
 今年だけの運転でしょうね、多分。
 A号車、B号車と言う車番の付け方が、昔走った湯の山特急を思い起こします。
 名古屋線改軌後、川合高岡~桃園の特急専用の短絡線も計画されてましたね。結局は、実現しなかったけど。

Posted by: パノラマハイパー | 2010.08.09 12:05 AM

 パノラマハイパーさん、こんばんは。

* 今年だけの運転でしょうね、多分。

 名古屋と奈良を直通する列車はありませんから、来年以降も休日などに運転してくれたらいいですね。

Posted by: たべちゃん | 2010.08.09 09:25 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 近鉄名古屋-大和西大寺間直通特急に乗ってきました:

« 伊予吉田駅に特急17本臨時停車 | Main | LRTのない堺の路面電車には未来がない »