成田スカイアクセスと「スカイライナー」(4)
終点の成田空港に行き、再び成田スカイアクセスへ。今回は特急料金のない、「アクセス特急」に乗る。ホームに停まっていたのは、京成が「アクセス特急」用につくった車両。通勤型の車両だが、車体に航空機のマークが描かれている。シートにも航空機のマークがある。羽田空港行きは12:24に出発。ほとんど乗っていない。
空港第2ビルを過ぎてしばらくすると、駅でもないのに電車が停まった。信号場だ。成田湯川―空港第2ビル間は単線なのだ。ここで成田空港行きの「スカイライナー」と「アクセス特急」の通過を待つ。ローカル線ならともかく、8両の通勤型電車が走る線での交換待ちはアンマッチな光景だ。結局この信号場で10分ほど停まった。
ようやく成田湯川に到着。しかしすぐには発車しない。成田空港を15分後に出た「スカイライナー」に抜かれてしまうのだ。信号は青が2つ。時速160キロ走行ができる「高速進行」だ。「スカイライナー」はあっという間に追い越していった。成田湯川に来る電車は40分間隔と不便だが、それでもパラパラと乗客がいる。
京成と都営地下鉄の接続駅である押上で、「アクセス特急」は「エアポート快特」と名前を変え、地下鉄でも通過運転。ひと駅かふた駅を通過しては停車、の繰り返し。
しかし、京急に入ると状況は変わる。品川から羽田空港までノンストップなのだ。話題になった京急蒲田も通過する。京急蒲田付近は高架の工事が進んでいる。
京急に乗ったら、帰りはライバルの東京モノレール。羽田空港第2ビル14:23発の空港快速に乗る。10月にオープンする国際線ターミナルの建物が見えてきた。当然、国際線ターミナルにも京急とモノレールの駅ができる。モノレールは線路を付け替え、国際線ターミナルに駅を設けた。どちらも準備はできている。10月21日の開業を待つばかりだ。(続く)
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