特急「北近畿」、「こうのとり」に改称か?
新大阪と福知山・城崎温泉とを福知山線経由で結ぶ特急「北近畿」。1986年の福知山線電化によりデビューし、183系車両により1日10.5往復しています。
この「北近畿」ですが、以前にも書いたように、来年3月に287系への置き換えが行われます。46両が投入されます。すべてではありませんが、過半数は新型です。これに合わせて、名前も変わるのです。
新しい特急の名称として検討されているのが「こうのとり」。国の特別天然記念物に指定された鳥です。コウノトリの野生復帰事業に取り組む豊岡市などが名称の変更を要望したようです。
九州新幹線の全線開業が最大の目玉の来年3月のダイヤ改正。北近畿方面では、「北近畿」の「こうのとり」への改称のほかにも、大きな話があります。大阪から北近畿タンゴ鉄道に乗り入れる「タンゴエクスプローラー」「文殊」が廃止になるようです。高速道路の無料化が影響したのでしょうか? 京都からの「タンゴディスカバリー」「はしだて」の状況を見ないと何とも言えないのですが、天橋立などの北近畿タンゴ鉄道沿線の観光施設に行きにくくなる危険性もあります。北近畿タンゴ鉄道はかなり無理をして福知山-天橋立間の電化を行いましたが、せっかくの設備があまり使われなくなると言う危険性があります。
(追記)
大阪から北近畿タンゴ鉄道への直通特急は来年3月のダイヤ改正で廃止になりますが、多客期には福知山発着の「こうのとり」を天橋立まで延長させます。
(参考:神戸新聞NEXT http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0003516118.shtml、JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2011/01/21/20110121_fukuchiyama.pdf)
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