京阪も2011年に減便か?
以前、近鉄が減便を検討しているという内容の記事を書きましたが、京阪も同じことを考えているようです。
減便改正は、淀駅の京都方面ホームが高架に切り替わる来年5月と、駅周辺の工事が終わる2013年度の2回に分けて行います。具体的な内容は決まっていませんが、交野線や宇治線など利用者が減っている支線が見直しの対象となるようです(どちらもJRに利用者が食われているものと思われます)。現在は両線とも昼間は10分間隔で運転されています。15分間隔にすると本線の特急などと間隔が合いません。どれぐらい減らすのでしょうか?
従業員も減らします。利用者の少ない駅を無人化したり、駅員のいない時間帯を増やしたりするようです。駅係員がいなくても主要駅から遠隔操作できる「他駅サポートシステム」を約30億円かけて開発し、2012年度には全駅で導入する予定です。もちろん、電車の本数が減れば運転士なども減ります。現在2000人あまりいる駅係員や乗務員を、採用抑制や定年退職で、2013年度までに1800人にします。10億円以上のコスト削減につながります。
2010年3月期まで3期赤字続きだったタクシー事業は、大手タクシー会社の第一交通産業に売却されます。バスやタクシーは鉄道会社にとって駅からのアクセスを補完する役割がありますが、例外ではないようです。
反対に積極的に投資する分野もあります。鉄道以外の事業です。ライバルのJR学研都市線住道駅前に京阪百貨店を開業させ、渋谷ではビルを賃借して若者向けのファッションブランドを誘致します。福岡市内で京阪ホテルを出店する考えもあります。
ただ、鉄道以外の事業はそう大きくありません。そういう意味ではまだまだあてにすることは難しいのです。
(参考:日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C9381E2E09E968AE2E38DE2E3E3E2E0E2E3E29E9693E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E5)
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