「青春18きっぷ」、今年の冬も発売!
春・夏・冬と、長期の休みがある期間に発売されてきた「青春18きっぷ」。これまでの恒例として、春の「青春18きっぷ」が始まる前に1年分の発売期間・利用期間が発表されていました。
ところが今年は、春と夏のみが発表され、冬季は発表されませんでした。そのため、「『青春18きっぷ』が廃止になるのでは?」といううわさがかなり流れていましたが、今年の冬も発売されることになりました。
5枚つづりの切符で、価格が11500円であることは変わりませんが、発売期間・利用期間がともに短縮されています。発売期間が12月1日から12月31日まで、利用期間が12月10日から2011年1月10日までです。後が短くなっていますので、気を付けてください。
全国のJRの普通列車普通車自由席(グリーン車自由席はグリーン券を買えば可)とJR西日本宮島フェリーに乗ることができることも変わりません。石勝線などのように特急に乗っても特急券がいらないところは「青春18きっぷ」で乗ることができますが、奥羽線新青森-青森間は乗車券のみで特急の自由席に乗ることができるにもかかわらず、「青春18きっぷ」では乗ることができません。短距離なので影響は少ないとは思いますが、御注意ください。
「青春18きっぷ」は皆さんも御存じのとおり、JR線以外では利用できません。新幹線開業に伴ってJRから分離された並行在来線も例外ではありません。しかし、今回からは「例外」ができるのです。それは、青い森鉄道に関する区間。青い森鉄道で八戸-青森間、八戸-野辺地間、野辺地-青森間を普通列車で通過する場合に限り、青い森鉄道の運賃を払うことなく、「青春18きっぷ」だけで乗ることができます。東北線八戸-青森間が分離されることにより、全く他のJR線と接続しなくなる大湊線のことを考えた措置でしょう。ただし、八戸、野辺地、青森以外の駅(三沢、浅虫温泉など)で途中下車した場合はこの特例が適用されず、青い森鉄道の運賃を払わないといけません。ということは、東京から東北線で真っすぐ北海道を目指す場合、「青春18きっぷ」とIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道の盛岡-八戸間の運賃だけでいいのでしょうか?
(参考:JR四国ホームページ http://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/10-10-29/01.htm)
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