L0系、2013年度にデビュー
JR東海は、2027年に品川―名古屋間での開業を目指しているリニア新幹線用の試験車両として、L0系を2013年度末までにデビューさせます。
L0系の「L」とは、「リニア(Linear)」の意味。そして、「0系」は新幹線の初代車両0系にちなんでいます。4代目のこの試験車両は、「0系」の名を使っていることから、営業にも使えるものを目指しているようです。車内は4列シートで、先頭車には24人、中間車には68人乗ることができます。定員は12両編成で728人、16両だとちょうど1000人になります。先頭車のデザインは、空気抵抗を減らすため、先がとがったかたち。くちばしのような先端は、約15メートルにもわたります。車内空間もこれまでの半円筒形から角形になってやや広くなり、居住性が増しています。
L0系は2015年度までに先頭車4両、中間車10両の合計14両つくられます(2013年度末の時点では、先頭車2両、中間車3両のみ製作)。これで営業運転を想定した、最大12両編成での運転ができます。JR東海はこのL0系で振動や乗り心地などの最終的な走行試験を行います。L0系は山梨県にあるリニアの実験線が現在の18.4キロから42.8キロに伸びる、2013年度末から走行実験を開始するようです。
(参考:西日本新聞ホームページ http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/205900、JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/nws000625.html)
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