「ユリカ」「SFパノラマカード」等の利用は2012年2月まで
ICカード化が遅れた名古屋でも、ようやく来年2月11日から名古屋市交通局、名鉄などで「manaca」が使えるようになります。「manaca」にはマイレージポイントが付きますが、これまで使われてきた「ユリカ」などのプリペイドカードのときよりも不利になることが多い(名古屋市交通局の場合、名鉄の場合)と考えられます。「ユリカ」などの従来からあるプリペイドカードを使い続けたほうがよいのかもしれません。
そこで問題になるのは、「ユリカ」などのプリペイドカードがいつまで使えるのかということ。このことについて、名古屋市交通局、名鉄などから発表がありました。プリペイドカードの発売終了(積み増しを含む)は「manaca」導入前日の来年2月10日ですが、2012年2月29日まで使うことができます。発売が終わってからも、約1年間使えるわけです。来年2月11日以降は、「ユリカ」などについて手数料なしで払い戻すことができます。名古屋市交通局の場合、残額が310円以下の複数枚の「ユリカ」を1枚に取りまとめるサービスは2012年2月29日の利用終了日まで受けられます。「地下鉄1区特別きっぷ」(名古屋市交通局)、「回数乗車券」(名鉄電車)、「バスカード」(名鉄バス)、高速バス以外の紙の乗車券(名鉄バス)についても発売終了や利用停止の措置が取られます。
また、藤が丘と八草を結ぶ愛知高速交通(リニモ)は、「ユリカ」などのプリペイドカードは使えますが(2012年2月29日まで利用可能)、「manaca」は導入予定がありません。そこで愛知高速交通は来年2月上旬から10枚分の価格で11回使える回数券を発売する予定です。また、来年6月をめどに「ユリカ」と同等のプレミアムを付けた「リニモカード」を発売する予定です。「リニモカード」はリニモ専用のカードですので、沿線の人はともかく、乗る機会が少ないそれ以外の人には使いにくいでしょう。
(参考:名古屋市交通局ホームページ http://www.kotsu.city.nagoya.jp/info/2007/006611.html、名鉄ホームページ http://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2010/1206592_1138.html、名鉄バスホームページ http://www.meitetsu-bus.co.jp/info/detail/1206596_890.html、愛知高速交通ホームページ http://www.linimo.jp/oshirase/101213tranpass.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- JR東日本の値上げ、山手線と廃止になりそうなローカル線が同じ賃率に(2024.12.07)
「名鉄」カテゴリの記事
- 名鉄バスセンターの建て替えで付近に仮設バス停を設置(2024.12.01)
- 「県民の日学校ホリデー」は小学生150円で乗り放題(2024.11.03)
- 馬籠へQRコードを使った切符(2024.09.25)
- 白と青が逆の「ミュースカイ」(2024.06.02)
- 名鉄、9500系、9100系に貫通扉を設置(2024.05.23)
「東海・北陸私鉄」カテゴリの記事
- 大井川鐵道、SLでの夜行列車を運転(2024.12.06)
- 150円のSL(2024.10.20)
- 北陸新幹線延伸後のサンドーム福井コンサートへの行きかた(2024.10.15)
- ハピラインふくい、2025年3月のダイヤ改正で武生-敦賀間増便か?(2024.10.14)
「名古屋市地下鉄」カテゴリの記事
- 名古屋市交通局鶴舞線のホームドア整備が遅れたわけ(2024.03.31)
- 18歳以下なら「ドニチエコきっぷ」でガイドウェイバスも乗車可能(2023.10.09)
- 桜通線、平日も10分間隔(2023.07.23)
- 名古屋市交通局も「manaca」マイレージポイント激減(2023.06.02)
- 名古屋市営地下鉄東山線、9月に減便のダイヤ改正(2022.07.05)
「バス」カテゴリの記事
- スマホで北関東周遊(0)(2024.12.01)
- 久留里線久留里-上総亀山間、廃止へ(2024.11.28)
- 前橋の若者はバス1割引(2024.12.01)
- 岸和田無料バス乗車レポート(2024.11.23)
Comments