JR九州、博多-宮崎間に高速バス「たいよう」を運転
九州新幹線の全線開業により、これまで鉄道で行くには遠かった宮崎も行きやすくなります。鹿児島中央で「きりしま」に乗り換えるルート、新八代で「B&Sみやざき号」に乗り換えるルートがあります。
これに加えて、JR九州は、バスだけで博多から宮崎に行くルートも設定します。子会社のJR九州バスは、4月13日から、博多バスターミナル-宮崎駅間に高速バス、「たいよう」を運転するのです。1日10往復し、主に3列シート(1列+2列)の車両を使用します(1往復は独立3列シート、1往復は4列シート)。博多バスターミナル-宮崎駅間の所要時間は3時間55分、博多バスターミナル-宮崎駅間の運賃は4500円です。しかし、この運賃は車内で払ったときのみに適用されるものです。発車間際でも、コンビニなどの発売窓口で切符を買えば3000円(3列シートのうちの1列、独立シートは3500円、4列シートは2500円)になります。この「前売きっぷ」が事実上の正規運賃です。西鉄などの「フェニックス」と比べると格段の安さです。所要時間も15分短いです(ただし、天神は通りません)。
すでにお気付きの方もいるでしょう。JR九州バスも西鉄などと共同で、福岡から宮崎への高速バス(「フェニックス」)を運行しているということを。実は、JR九州バスは「フェニックス」の運行から撤退するのです。JR九州バスが新八代からの「B&Sみやざき号」(混雑する区間を新幹線で移動することにより、定時性を保つことができます)を運行することにより西鉄サイドと対立し、「フェニックス」から撤退。対抗策として「たいよう」の運行を始めることにしたのです。
西鉄などの「フェニックス号」は4月13日以降も従来通り、24往復運転します。
(参考:JR九州バスホームページ http://www.jrkbus.co.jp/shared/PDF/taiyou_chirashi.pdf、毎日jp http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20110120ddp041020021000c.html)
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