2011年度高速道路無料化社会実験、本四架橋は平日乗り継ぎ客500円
国民からの支持がないのに、マニフェストにこだわり続いている高速道路の税金を使った無料化実験。2011年度も行われます。
2月9日に国交省から出された案によれば、平日、休日の別、車種を問わずに適用される無料化社会実験は、沖縄道以外は継続される方向です(無料化実験開始から1年となる6月までのデータを検証したうえで、再度検討します)。沖縄道は休日は無料ですが、平日は実験前の割引(那覇-許田間の全線利用した場合、普通車1000円)の半額となるようです。また、2011年度は6か所の無料化区間を追加します。2011年度に開通する道東道夕張-占冠間(これで札幌と帯広が一本の高速道路でつながります)、舞鶴若狭道小浜-小浜西間のほか、秋田道、米子道、大分道(日出ジャンクション以東)、宮崎道が新たに無料になります。実験期間は2011年6月ごろ(実験開始日は、料金システム改良などの準備状況を考慮して決まります)から2012年3月です。
2011年度から行われる新しい施策としては、夜間の大型車に限った無料化社会実験が挙げられます。無料化の対象となる区間を22時から翌6時に走行する、ETCのある中型車以上の車両に適用されます。無料化の対象となる区間は、道央道(千歳恵庭ジャンクション以南)、東北道(富谷ジャンクション以北)、磐越道・北陸道(郡山ジャンクション以西)、北関東自動車道(栃木都賀ジャンクション以東)、九州自動車道(鳥栖ジャンクション以南)です。結構幹線の高速道路ばかりです。実験期間は2011年6月ごろ(実験開始日は、料金システム改良などの準備状況を考慮して決まります)から2011年12月です。
瀬戸大橋などの本四架橋については、平日に本四架橋のみを利用した場合は上限2000円、本州や四国の高速道路を乗り継ぐと上限500円となります(2011年度限りの暫定措置です)。休日については本四架橋だけを利用しても、本州や四国の高速道路を乗り継いでも上限1000円です。
(参考:国交省ホームページ http://www.mlit.go.jp/common/000135200.pdf、山陽新聞ホームページ http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011020721521364/)
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