日中の中之島発着快速急行廃止
2008年10月に華々しく開業した京阪中之島線。看板列車として快速急行が導入され、3000系という3扉転換クロスシートの新車もつくられました。
しかし、以前にも触れましたが、淀駅(京都方面)の高架化が行われる5月28日にダイヤ改正が実施されます。中之島線開業時に大幅なダイヤ改正を行いましたが、それ以降の利用状況を考慮したダイヤ改正になります。
昼間時間帯でみると、これまで、淀屋橋発着の特急は、毎時4本が出町柳まで行きますが、毎時2本は枚方市止まりでした。この特急がすべて出町柳まで行くことになり、10分間隔で出町柳までの特急が走ることになります(夕方以降運転されていた快速特急も特急になるので、10分間隔で特急が運転される時間帯は大幅に拡大します)。また、毎時4本運転されている淀屋橋-出町柳間の準急が、淀屋橋-樟葉間の急行になります(毎時4本運転)。
反面、毎時2本運転されている、中之島-出町柳間の快速急行が準急に変わります。中之島線から京都に行くには、京橋で淀屋橋からの特急に乗り換えないと時間が思いっきりかかるのです。中之島を発着するのは、準急が毎時2本と、普通が毎時4本。支線に近い状態になります。朝夕でも、中之島発着の快速急行が淀屋橋発着になったりなど、中之島線の利用が振るわないことを反映した改正となっています。
これまで平日の昼間時間帯では淀屋橋発着が毎時16本、中之島発着が毎時8本ありましたが、中之島発着の区間急行が廃止されることもあり、ダイヤ改正後は淀屋橋発着が毎時12本、中之島発着が毎時6本になります。淀屋橋発着の本数の減りが大きいですが、普通の過半数を中之島発着に振り替えたためです。もともと今回の改正で運行本数が減ることはアナウンスされていましたが、厳しい内容ですね。
(参考:京阪ホームページ http://www.keihan.co.jp/news/data_h23/2011-03-01-3.pdf)
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