「フェニックス」も対抗して値下げ
これまで福岡と宮崎を結ぶ高速バス「フェニックス」は、西鉄・JR九州バスなどが共同で運行していました。しかし、JR九州バスは4月13日から博多バスターミナル-宮崎駅間に高速バス「たいよう」を運行することにし、「フェニックス」の運行から撤退することになりました。「たいよう」は、発車直前でも窓口で買えば適用される、片道2500円(4列シートの場合)の「前売きっぷ」を武器に、殴り込みをかけてきました。
「フェニックス」も負けてはいません。4月13日から対抗して値下げを行います。「たいよう」と違って席数限定ですが、福岡市内-宮崎市内が片道2500円の「席割」を始めます。(「たいよう」にはない)夜行便以外のすべての便(48便)に設定があり、1日当たりの「席割」提供席は560席になります。
正規の運賃も下がります。福岡市内-宮崎市内が「たいよう」と同じ片道4500円になります。往復・ペア乗車券(ペア乗車券は2名で同一区間を利用する場合に利用できるものです)や4枚綴り回数券も値下げされます。ただし、これらの値下げは夜行便には適用されません。
また、福岡市内の運行ルートも見直し、これまでは西鉄天神バスセンターに寄ってから博多バスターミナルに向かっていたのですが、先に博多バスターミナルに寄ってから西鉄天神バスセンターに向かうようになりました。「たいよう」との所要時間の差を小さくする狙いがあります。先に博多バスターミナルに寄るため時間がかかる天神については、博多バスターミナルの手前の呉服町に停車することによって対応しています。呉服町から西鉄の路線バスに乗り継ぐことができるのです。「フェニックス」の車内で乗務員に申し出れば、100円で天神への路線バスに乗ることができる専用の切符を買うことができるのです。
(参考:宮崎交通ホームページ http://www.miyakoh.co.jp/bus/express/phoenix.html)
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