東海道新幹線、クレジットカードで買えば紛失しても払い戻し可能
これまで、切符を失くした場合は、同じ切符を改めて購入し、1年以内に紛失した切符を発見して駅にもっていった場合に限り、手数料を引いて払い戻しを受けることができました。
しかし、JR東海はこの4月1日から、東海道新幹線各駅相互間のグリーン車・指定席をクレジットカードで購入し(クレジットカード利用票を用意する必要があります)、かつ、東海道新幹線利用中(駅改札内を含む)にその東海道新幹線の切符を紛失した場合に限り、払い戻しの条件を緩和することにしました。
クレジットカードで東海道新幹線の切符を買ってそれを紛失させた場合、いったんは従来通り同じ切符を改めて購入する必要があります。しかし、同じ切符を見つけることができなくても、JR東海が調査した結果、クレジットカードでの購入、使用が確認できた場合は、口座振り込みのかたちで手数料を引いて払い戻しをするのです。ただし、定期券・回数券・特別企画乗車券・旅行商品に含まれる切符については、今回の取り扱いの対象外となっています。
これは確かに利用者にとっては便利な取り扱いです。新幹線の切符は東京-新大阪間で14050円(「のぞみ」指定席、通常期)しますから、ありがたい話です。しかし、これは一種の金券ショップ対策でしょう。「JR東海エクスプレス・カード」の会費を楽に回収できるようなヘビーユーザーならともかく、そうでない限りは、私もそうなのですが、金券ショップで割安の回数券を買う人は多いでしょう。金券ショップでの回数券と、「JR東海エクスプレス・カード」では、割引価格は大体同じですから。今回の取り扱いは「JR東海エクスプレス・カード」以外の普通のクレジットカードでも適用されるようですが、そういうライトユーザー層にも狙いをかけているとも考えられます。
(追記)
11月1日からは、JR西日本の山陽新幹線でも、同様の扱いを行うことになりました。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/nws000729.html、http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000010807.pdf、JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2011/10/page_961.html)
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