2011年、大変貌のアーバンネットワークを見る(5)
大阪方面の「紀州路快速」(長滝14:42発)はすぐにやってきた。次の日根野で「関空快速」と併結して8両編成になる。和歌山からの「紀州路快速」は立っている人もいるが、関西空港からの「関空快速」はガラガラ。和歌山方面の不満はあるだろうが、和歌山方面用と関空方面用の車両を別にするのは不経済だし、4両編成という現状はよくできている。利用者の多い大阪・天王寺には2つ合わせて8両で乗り入れたらいいのだ。
快速と区間快速の緩急接続は東岸和田で行われる。高架化工事の前段階として行われる仮線の工事が行われている。ここで区間快速に乗り換え。国鉄時代は区間快速がたくさん走っていたが、分割民営化直前の1986年11月のダイヤ改正で廃止され、日中の区間快速は25年ぶりの復活だ。「関空・紀州路快速」が去り、ふと駅の東側を見ると、バスターミナルらしきものがある。今は1日1.5往復(休日は1往復)が乗り入れているだけの南海バスウイング南部だが(東岸和田駅への乗り入れは4月15日に開始。南海岸和田駅と郊外を結ぶバスは南側を走る府道上に停車)、いずれはほかのバスも(南側を走る府道から)駅に乗り入れて来るのだろうか?
225系4両編成の区間快速は、東岸和田をガラガラの状態で発車。駅間の距離が短いのでそれほどスピードは出ないが、和泉府中-久米田間では時速100キロ以上で走るところもあった。これは103系にはできない話だ。天王寺まで快速に抜かれずに先着することもあり、途中でどんどん乗客が乗ってくる。かなりの立客を乗せ、終点の天王寺に到着。東岸和田から天王寺まで32分とは意外と速い。快速がだらしないだけかもしれないが。(続く)
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