JR東海にリニア建設指示が出される(1)
27日、国から建設・営業主体となるJR東海に対して、中央新幹線の建設指示が出されました。東京都と大阪市の間を超電導磁気浮上方式で走り、最高設計速度は時速505キロ。車両費を含んだ建設費は9.03兆円です。途中、甲府市付近、赤石山脈(南アルプス)中南部、名古屋市付近、奈良市付近を通ります。正式に「南アルプスルート」で建設することが定められたのです。
関西方面からは一気に全線を完成させることを望む声が強くあります。まさにその通りで、名古屋止まりではすでに効果が薄いことがわかっています。乗り換えが必要な状態では飛行機からの転移が進まない危険性があり、収益の増加にはあまり結びつかないからです。税金を使ってでも一気に全線開通させるべきでしょう。
さすがにJR東海サイドも2045年と言われる新大阪(JR東海は、大阪側のターミナルを山陽新幹線との乗継を考え、新大阪にする方針です)までの全線開業を前倒しすることを考えています。これをもっと早め、一気に新大阪までの全線開業にもって行くのが望ましいです。一時的に国から無利子で借りるかたちをとってもいいのです。(続く)
(参考:国交省ホームページ http://www.mlit.go.jp/common/000145580.pdf、朝日新聞5月31日朝刊 中部14版、毎日jp http://mainichi.jp/area/nara/news/20110528ddlk29020605000c.html)
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