神戸電鉄、地元自治体に上下分離を提示
それなりに乗客がいるはずなのに、苦境に追い込まれている神戸電鉄粟生線。今年中に、最悪の場合粟生線の廃止の方針が打ち出されます。
そういう状況の下、神戸電鉄は、利用者の少ない押部谷-粟生間約18キロの土地と鉄道施設の買い取りを沿線自治体である神戸市、三木市、小野市にしてもらい、上下分離をする案を出しました。土地が約13億円で、鉄道施設が約55億円。自治体ごとの負担額は、神戸市が約2億円、三木市約40億円、小野市約26億円。3市には神戸電鉄への無償供与を求め、施設修繕の負担も求めます。
もっとも、幸いにも理解を得て3市が負担に応じ、上下分離を果たしたとしても、神戸電鉄の赤字体質は変わりません。2012年度は約7.5億円の赤字、2021年度には約9.3億円の赤字となります。
利用者がバスで運べる程度に少なければ「廃止」と割り切ることができますが、そうでないだけに難しいところです。
(参考:神戸新聞NEXT http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004202788.shtml)
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