被災者は東北地方の高速道路が無料
NEXCO東日本などは8日、東日本大震災による被災者支援、当面の復旧・復興支援のため、東北地方にあるインターチェンジから出入りする被災者(原発事故による避難者を含みます。被災者証明書等を持っている人が運転しているか、あるいは同乗していることが必要です)と中型車以上(被災者等の所有するものに限らず、すべてのものが対象になります)の利用について、20日(「休日1000円乗り放題」や無料化社会実験が中止になるときと同じです)から当面1年間(中型車以上については当面8月末まで。そのころにはETCの改修がなされ、全車種が対象の東北地方の高速道路無料化が実施される予定です)、無料にすることを発表しました。
無料になる範囲は、東北道白河インター以北、常磐道水戸インター以北、日本海東北自動車道新潟中央ジャンクション以北、磐越道など。入口か出口のいずれか一方がこの地域にあればよく、例えば青森から鹿児島まで高速道路で走り続ければすべて無料となります(ただし、北陸を経由する必要があります)。被災者等、中型車以上のいずれの場合でもETCは使えず(ETCを使うと通常通りの高速料金が徴収されます)、有人の窓口を通る必要があります。
すべての車が無料となる中型車以上はともかく、問題は被災者等のケース。出口の料金所で被災者証明書等の原本と運転免許証などの本人確認書類が必要です。書類の確認が必要なため、出口で時間がかかりそうですね。
(追記)
トラックの中には、首都圏から西に向かうのに、わざわざ無料区間(東京から一番近い、水戸が多いようです)に立ち寄って、それから西に向かうケースが横行しているようです。これに対して大畠国交相が苦言を呈しているようです。
確かに本来の趣旨を逸脱した行為でしょうが、それができるような制度にしたのが一番の問題でしょう。
(参考:NEXCO東日本ホームページ http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/head_office/h23/0608b/、毎日jp http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110727k0000m020024000c.html)
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