N700A
JR東海は、来年度から、700系の置き換えとしてN700A(N700系1000番台)を13編成投入します。2012年度が6編成、2013年度が7編成です。
N700Aの「A」とは、Advancedのこと。N700系を基に、さらなる安全安定輸送の実現と、省エネルギー化を図ります。中央締結ブレーキディスクを搭載することにより、安定した、より強いブレーキ力を実現します。さらなる信頼性向上のため、全台車の状態を監視する台車振動検知システムを搭載します。定速走行装置の搭載により、ATC信号に沿った、より安定した運転を実現します。また、省エネについては、N700系と同等の省エネを図ることができ、置き換え対象の700系に比べて編成あたりの比較で19%の電力消費量の削減となります。
N700Aの投入により、JR東海所有の新幹線車両のうち、約7割がN700系タイプになります。当面は13編成のみの投入ですが、2014年度以降も2018年ごろまで徐々に投入していくことになります。それにしても、順番とはいえ、700系が置き換えられるほうに回るとは、東海道新幹線の置き換えのスピードの早さを物語りますね。
(追記)
N700Aは、2013年2月から営業運転を始めます。最高速度はN700系と同じ時速300キロで、所要時間の短縮はありませんが、地形に応じて自動的に加減速し、常に最高速度を維持する機能を備えています。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/nws000780.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/business/update/0329/NGY201203290035.html、「鉄道ジャーナル」2012年11月号 鉄道ジャーナル社)
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