三陸鉄道は現行ルートで復旧へ
少し前の話ですが、備忘録を兼ねて書きます。
東日本大震災で大きな被害を受けた第三セクターの三陸鉄道。開通したのが1970~1984年と新しい鉄道なのですが、地震と津波の被害により大きな打撃を受け、北リアス線の一部(久慈-陸中野田間、小本-宮古間)のみしか運転を再開していません。
残る区間について国交省は、三陸鉄道を現行ルートのまま復旧させる方針です。津波などの被害を受けない内陸部への新市街地の建設に合わせて、内陸部に線路を移設することも考えているJR東日本とは異なる対応です。現行ルートでは全く同じ地震が起きると、壊滅的な被害を受けますが、トンネルなどが多くてルートを変更させることは難しいようです。当然ながら、移設によってかかるコストのことも考えているのでしょう。
もちろん、赤字の三陸鉄道に自力で復旧させる力はなく、国などの財政支援が欠かせないものとなります。残念ながら三陸鉄道に幹線機能が全くないことを考えたら、地元の県や市が中心となってやっていかないといけないでしょう。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110614/dst11061419160011-n1.htm)
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