一畑電車、南海「ズームカー」も置き換え?
宍道湖の北側を走る、一畑電車。経営が苦しく、地元自治体が支えているのが現状です。その地元自治体の島根県、松江市、出雲市は、2020年度までの10年間の支援計画案をまとめました。
約59億円かかる支援計画案の中心は、中古車両の置き換え。20両ある車両のうち、18両を置き換えます(2両は何が残るのでしょうか?)。今ある車両は京王や南海で走っていた車両。15年ほど前に一畑に来たので、まだ新しいように見えますが、実は製造から43~50年ほど経っていて、かなり古いのです。新しく入る車両も中古ですが、1両で走ることができる車両の導入も検討しているようです。今、一畑で走っているものは2両セットでないと走れないものばかりですが、1両で走ることのできる車両の導入により、輸送の適正化を図ろうとしているのでしょう。
(追記1)
元南海「ズームカー」の3000系は、2015年度までに引退します。塗装は2012年3月に南海時代の緑の濃淡に戻されました。
(追記2)
島根県と松江市、出雲市でつくる一畑電車沿線地域対策協議会は、車両更新計画の見直しを行いました。中古電車の導入によるという当初の計画を、新車両導入や既存車両の修繕を含めて行う計画に変更したようです。2012年11月の一畑電車沿線地域対策協議会臨時総会で審議する予定です。
(参考:中国新聞ホームページ http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201107100024.html、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/life/news/120408/trd12040815010004-n1.htm、山陰中央新報 http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=534571004)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「中四国・九州私鉄」カテゴリの記事
- 熊本市電の上下分離、1年延期へ(2024.12.08)
- 「MOBIRY DAYS」は普及せず?(2024.11.18)
Comments