「ドレミファインバータ」はもう聞くことができない?
電車が走るときの音と言えば、「ガタンゴトン」などと表されますが、音楽を奏でる電車もあります。
それは、京浜急行の車両。「ドレミファ」などと音階を奏でる車両があります。1998年に登場した2100形と2002年に登場した新1000形がそれで、鉄道ファンからは「ドレミファインバータ」と言われています。
「ドレミファインバータ」をつくったのは、シーメンス。ドイツ人の技術者が遊び心で、ソフトのプログラムを工夫して、音楽を奏でるようにしたのです。応用例もあり、ドイツの高速鉄道「ICE」がアメリカで試験走行をしたときは、何とアメリカ国歌を演奏したようです。
しかし、この「ドレミファインバータ」、あと数年で姿を消すことになります。車両が登場して10年余りで、廃車にするにはまだ早すぎるのですが、電子部品であるためモーターの置き換えが必要だからです。2100形はすでに全10編成中6編成の改造を終え、残りの4編成もあと1年程度で改造を終えます。新1000形は数年で残り8編成の改造を終える予定です。新しいモーターは日本製で、音楽を奏でるようなことはしません。わざと「ドレミファインバータ」を残すようなこともしません。
この「ドレミファインバータ」に乗るにはどうすればよいでしょうか? 快特用の2100形はともかくとして(今のところ1時間に1本の確率で乗ることができるようです)、汎用の新1000形のほうは全くの運のようです。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/life/news/110716/trd11071622110012-n1.htm)
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