期待が持てる、近鉄の新型観光特急
2013年の伊勢神宮式年遷宮に合わせて運転される、近鉄の新型観光特急。すでに当blogでも取り上げています(記事1、記事2)。この2つの記事を見ると、新型観光特急には様々な設備を盛り込むことが書かれていますが、どうやらその通りになるようです。
新型観光特急は37億円かけて6両編成2本をつくります。1編成は大阪から、もう1編成は名古屋からそれぞれ伊勢志摩を目指し、毎日1往復します(平日や閑散期に点検のための運休や代走があるでしょう)。スピードは今の特急と変わりませんが、料金は今の特急より1000円ほど上乗せされます。個室はさらに別料金がかかります。また将来的には阪神への乗り入れができるように設計されています。
6両編成の先頭車は、見晴らしの良いハイデッカー車両。デッキ付近には、鍵付きロッカーもあります。3号車は2階建て車両。1階が定員8人のグループ専用席(夏休み期間中などはキッズルームなどに転用できます)、2階が軽食を楽しむことができるカフェテリアスペース。カレーやパスタなどの軽食を提供するほか、飲み物には沿線の地ビールもあり、車内限定スイーツも楽しむことができます。予約制で車内限定の有名割烹による特製弁当も販売します。4号車には定員6人の半個室のサロン室3室と、定員4人の和風個室、洋風個室各1室があります。個室の広さは寝台車を除いては国内最大の約5.5平方メートル。グループで行くなら、個室やサロン室を選びたいですね。座席車の1、2、5、6号車もそれに負けないぐらい豪華。オール3列シートで、座席の間隔も何と125センチ。従来の特急より20センチも広いです。電動レッグレスト(ふくらはぎを支える足のせ)もついています。そのため、6両編成の定員はたったの147人、従来の特急の半分程度です。
人的サービスも充実しています。専属のアテンダントが乗車し、軽食や飲料の販売、おしぼりの配布、乗車記念品の配布などのサービスを行います。
実際にデビューするまであと2年足らず、ぜひとも乗ってみたい列車ですね。
(参考:近鉄ホームページ http://www.kintetsu.jp/news/files/20110701tokkyu.pdf、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011070190192945.html、毎日jp http://mainichi.jp/select/today/news/20110702k0000m040034000c.html、47NEWS http://www.47news.jp/movie/general_topics/post_4394/)
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