大井川鐵道、SLはすべて新金谷発着に
大井川鐵道は10月1日に、ダイヤ改正を行います。
この改正で特筆されることは、3往復あるSLがすべて新金谷発着になり、JRと接続する金谷に姿を見せなくなることです。観光客用の駐車場が整備されている新金谷と違い、金谷にはそのような設備がないため、金谷からのSL利用者は極端に少ないのが現状です。また運転面においても、機関区は新金谷にあり、金谷は1面1線の駅なので、いちいち金谷までSLを回送する必要があります。新金谷発着にすれば、その手間が省けます。JRからの利用者に対しては、金谷-新金谷間にSLに合わせてリレー電車を運転することで対応します。
また、この改正から、SLは下泉、駿河徳山の両駅を通過します。つまり、SLは家山、川根温泉笹間渡(新金谷行きのみ)のみに停車するのです。
このほかの改正点としては、金谷-千頭間の普通電車を16往復から14往復に減らします。沿線の少子高齢化に伴い、普通電車の利用者が減っているからです。2009年度は49万人、2010年度は42万人しか乗っていません。また、井川線については観光に重点を置いたダイヤ編成を行い、新緑、夏、紅葉の時期には臨時増便を行います。紅葉の時期が遅くなっているからでしょうか、秋の増便は12月10日までです。
(追記)
大井川鐵道は2012年秋も一部ダイヤ修正を行います。
SL列車のうち、千頭行きの1便のみが下泉に停車します。井川線の秋の増便期間を12月2日までとし、さらにそのうちの1往復の運転を取りやめます(季節増便は秋以降、2往復となります)。井川線朝の千頭行きを5分早めます。
(参考:大井川鐵道ホームページ http://www.oigawa-railway.co.jp/timetable_new.html、http://www.oigawa-railway.co.jp/20120901unko_henko.html#、鉄道ホビダス http://rail.hobidas.com/news/info/article/128752.html)
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