高速道路無料化凍結、2012年度も継続へ
大畠国交相は9日の閣議の後に行われた記者会見において、2012年度においても、高速道路の無料化を凍結することを明らかにしました。2013年度以降については、今年6月からの無料化社会実験の中止、今後行われる予定の東北地方の無料化を見て、考えていくとのことです。もっとも、池口国交省副大臣の話(8日の記者会見)にもありますように、高速道路の無料化復活は難しいとの考えもあります。
高速道路の無料化は、「望ましい交通政策とはどういうものか」というより、政局に左右されるものになってしまいました。確かに高速道路の無料化は公共交通に与えるマイナスの影響が大きく、廃止されるのが望ましい政策です。しかし、今回の見直しは、財源対策の名を借りて、自民党が民主党のマニフェストを無きものにするために、やり玉に挙がったというのが現状です。子育て世代の負担を減らすために実施された、「子ども手当」もその類でしょう。
(参考:レスポンスホームページ http://response.jp/article/2011/08/09/160749.html、時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011080800880)
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