九州新幹線とそのライバルたち(7)
バスが時間通りに着いたので、鹿児島では2時間あまり余裕がある。降りたのは繁華街の天文館。ここまで来たからには、「白熊」を食べる。言うまでもないが、「白熊」は鹿児島ならではのかき氷。ミルクをかけて、その上にフルーツで熊の顔を描いている。元祖の「むじゃき」は、ビル全てが飲食店で、中華からイタリアンまである。どこでも「白熊」を食べることができる。1階の中華料理店に入ったが、まだ10時なのにテーブルは埋まっている。1人なのでベビーサイズで十分だ。
鹿児島も路面電車の走る街。たまたま停留所に行くと低床車両(とは言っても、走り出してから10年経っている)が停まっていたので、取りあえず鹿児島駅前まで行く。乗った時点では混んでいたが、繁華街を越えて行く人がいる訳なく、次々に降りていく。誰ひとりいなくなった。
鹿児島駅前に着く。ここまで来たら、JRの鹿児島駅で帰りの切符の発駅を鹿児島中央から鹿児島に変更する。距離の都合で運賃は変わらない。鹿児島は、とてもその名前にふさわしくないような寂れた駅。長くて暗いホームがその印象を強くする。
やがて鹿児島中央行きの電車(鹿児島11:09発)がやってきた。817系の2両編成から次々に降りてくる。駅前には何もないので、路面電車などで繁華街に向かうのだろうか? もっとも、そのまま乗っている人も多いが。
トンネルをくぐり抜け、4分ほどで終点の鹿児島中央に到着。この電車も新しいが、ほかの列車もJRになってからのもの。国鉄時代からの車両が結構残っていると思っていただけにいい意味で意外だ。(続く)
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Comments
たべちゃんへ今晩は!
私、夏になると、スーパーで南国白熊アイスを買います。
確か、鹿児島のアイスクリームのメーカーのものです。
Posted by: パノラマハイパー | 2012.01.16 05:57 PM
パノラマハイパーさん、おはようございます。
* 私、夏になると、スーパーで
やはり、本場の味はおいしかったですね。ベビーサイズで十分だったです。
Posted by: たべちゃん | 2012.01.17 04:37 AM
たべちゃんさん、今日は。
JTBパブリッシングの本で調べたら、昭和30年代まで、急行「きりしま」(東海道・山陽・鹿児島本線経由)が鹿児島駅発着で、急行「高千穂」(東海道・山陽・日豊本線経由)が西鹿児島駅発着の時代も有りました。
その後、鹿児島本線、日豊本線の優等列車の始終着は、西鹿児島駅に統一されました。
Posted by: パノラマハイパー | 2012.03.09 11:13 AM
パノラマハイパーさん、おはようございます。
* JTBパブリッシングの本で調べたら、
かつては鹿児島駅が名前の通り、鹿児島のメイン駅だったのですが、今ではその面影もないほどにさびれていますね。
Posted by: たべちゃん | 2012.03.10 07:37 AM