道東道、200キロ走ってもガソリンスタンド・売店なし
10月29日に夕張-占冠間(34.5キロ)が開通し、ようやく札幌と十勝が結ばれるようになった道東道(道東自動車道)。帯広近辺だけはすでに1995年に開通し、何のために高速道路があるのか分からない状態が長い間続いていましたが、16年経ってそれが解消されることになります。
しかし、この道東道、約200キロ(千歳恵庭ジャンクション-浦幌インターチェンジ)あるのに、サービスエリア・パーキングエリアは合わせてたったの5つしかありません。特に日高山系のところは少なく、占冠パーキングエリアの隣は、西側の由仁パーキングエリアが約50キロ先、東側の十勝平原サービスエリアが約60キロ先です。サービスエリア同士の間隔は50キロが標準とされているのに、この間、一切サービスエリア・パーキングエリアはありません。
このように少ない道東道のサービスエリア・パーキングエリアなのですが、質も悪いです。5つのサービスエリア・パーキングエリアにガソリンスタンドや売店などの設備はありません。採算性の問題でトイレしかないのです。唯一のサービスエリアである十勝平原サービスエリアも例外ではありません。レストランは当然として、うどんやカレーなどの軽食を摂ることもできません。札幌近郊の道央道輪厚パーキングエリアで給油しない限り、ガソリンを入れることもできないのです。もともと北海道はサービスエリア・パーキングエリアの間隔が開いていて、ガソリンスタンドのないサービスエリアもあるなど、サービスも劣っている面がありますが、道東道はさらに状況が悪くなっています。
NEXCO東日本も一部のパーキングエリアにガソリンスタンドがあるサービスエリア等の距離を示したり、ホームページやドライブマップで注意を呼び掛けたりしていますが、ここまで設備がないのも異常ですね。
(追記)
2013年7月13日から、由仁パーキングエリアにガソリンスタンドがオープンすることになりました。営業時間は8~20時で、依然として売店等はありませんが、冷凍食品の自販機を設置しています。
(参考:NEXCO東日本ホームページ http://www.driveplaza.com/dp/SAPAMap、http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/hokkaido/h25/0613b/、十勝毎日新聞ホームページ http://www.tokachi.co.jp/news/201110/20111001-0010514.php、http://www.tokachi.co.jp/news/201110/20111026-0010799.php)
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