リニア中間駅建設費、JR東海も一部負担か?
東京(品川)と名古屋を結ぶリニアは、沿線の神奈川、山梨、長野、岐阜の各県にひとつずつ駅を設置します。駅の大雑把な位置は公表され、橋本、甲府盆地南部、高森町と飯田市にまたがる天竜川右岸平地部、中津川市西部が有力視されています。
これらの中間駅の建設には、地上駅でも350億円、地下駅だと2200億円もかかります。JR東海は、これらの金額を全額地元に負担させようとしていました。しかし、駅は地元のためだけにできるのではありません。非常時の設備の要素もあります。各県ひとつならオーバーな要求でもなく、妥当なところです。それなのに、全額地元に負担させるというJR東海の方針は、行きすぎのところがあり、各県は反発していました。
そこでJR東海も、柔軟な姿勢を見せることになりました。中間駅の建設費を、沿線各県に全額負担させる方針を見直し、一部負担する可能性を見せているのです。具体的な負担額は、年内に行われる各県との協議で提示されます。さすがに全額地元に負担させるのは行きすぎで、ある程度はJR側も負担しないといけないでしょう。
(参考:朝日新聞10月14日朝刊 中部14版)
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