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えちぜん鉄道と福井鉄道、運賃一本化を検討

 福井には私鉄が二つあります。えちぜん鉄道と福井鉄道です。かつては、大手私鉄の傘下にある、純然たる私鉄でしたが、経営難などの影響で大手私鉄は撤退し、現状では第三セクター的な鉄道になっています。

 えちぜん鉄道と福井鉄道を乗り継げば、当然ながら初乗り運賃は2回かかります。ところが、福井県はえちぜん鉄道三国芦原線と福井鉄道福武線の運賃体系を一本化できないか検討しています。一本化すれば、両鉄道の初乗り運賃(えちぜん鉄道150円、福井鉄道180円)は1回で済み、運賃が安くなります。これにより乗り継ぎ需要を掘り起こそうとしているのです。

 運賃体系の一体化の話は、県や沿線市町がつくる相互乗り入れの事業検討会議で出てきたものです。6月の会議でえちぜん、福井の両鉄道会社が提案してきたのです。県も前向きで、年度内に準備を進めたい意向です。順調なら、2012年度から運賃体系の一体化が始まります。なお、運賃体系の一体化のため、駅に2社の切符を買うことができる券売機を導入します。定期券の割引率や往復切符の有効期間など各種サービスの要件統一も課題です。

 しかし、運賃体系の一体化は、最終的な到達点ではありません。最終目標は、相互乗り入れです。昔からたびたび話題に上ってきましたが、えちぜん鉄道勝山永平寺線の高架化をめぐる県と福井市の考え方の違いから、話が進んでおらず、2013年度の相互乗り入れ開始は難しいです。もちろん、えちぜん鉄道三国芦原線と福井鉄道福武線の接続駅となる田原町駅の改修には費用も時間(約2年?)もかかります。そのような改修工事をやるだけの価値があるのか、難しいところです。運賃一体化の話は、乗り入れ開始後の需要を見極め、相互乗り入れを行うかどうか検討するために出てきたのです。
(参考:福井新聞ホームページ http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/railway/31432.html)

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Comments

いくら直通運転しても運賃施策が薄くあまり利用されていない路線(京阪京津線など)もあるので、運賃施策は効果的です。収入減という問題が難しいところですが、実態を考えて福井市が補填するというのが適切です。
もっとも、福鉄自体がえち鉄に移管するという話もありますし、将来の運賃体系を先取りしたという考え方もできますね。

Posted by: うえしょう | 2011.11.18 04:34 AM

 うえしょうさん、おはようございます。違う記事にコメントされていたようですので、移動しました。

* いくら直通運転しても運賃施策が薄くあまり

 「ほどほどの値段」でないとせっかくのものでも利用されないですね。

* もっとも、福鉄自体がえち鉄に移管するという話

 そういう話もあるのですか?

Posted by: たべちゃん | 2011.11.18 04:44 AM

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