アルピコ交通の長野-松本間高速バス、19日から休日運休
長野県の2大都市、長野と松本の間には、もちろん鉄道もありますが、高速バスも走っています。アルピコ交通(今年4月に松本電鉄、諏訪バス、川中島バスが合併して成立)が長野県庁-松本バスターミナル間を1時間おき(朝夕の一部は30分間隔、日中の一部は90分間隔)に走っています。朝夕の一部の便では松本バスターミナルではなく松本合同庁舎発着となり、朝の通勤時間帯には停留所の少ない直行タイプもあります。県庁や合同庁舎への通勤の足にもなっています。長野-松本間片道1000円で、途中通る長野道でもこまめに停車します。予約はいりません。
このように順調と思われた長野-松本間の高速バスなのですが、実は11月19日から、休日と年末年始(12月29日~1月3日)は全便運休することになりました。乗客が減り、赤字が続いていることが理由です。2010年度の年間利用者数は23万人余りで、2005年度より9万人減っています。特に通勤・通学客の少ない休日の利用者が少ないようです。休日ならバスではなく、車で出かけるからでしょうか?
なお、長野県庁-長野道松本(松本インター前に隣接、徒歩約10分)には飯田方面の高速バス(「みすずハイウェイバス」)があります。ですから、休日はバスが全くない、ということはないようです。
(追記)
長野-松本間では、JRも格安の切符があります。「信州往復きっぷ」を使えば、通常運賃の片道が1110円のところ、往復1430円(片道あたり715円)。1枚あたり500円の「信州特急料金回数券」(4枚綴り)と組み合わせることもできます。
(参考:毎日jp http://mainichi.jp/area/nagano/news/20111116ddlk20020041000c.htm、アルピコ交通ホームページ http://www.alpico.co.jp/access/express/nagano_matsumoto/、JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=1269、http://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=131)
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Comments
長野=松本の高速バスなどJRがほとんど単線の篠ノ井線ですから、順風なドル箱路線かと思いましたらそうではなかったのですね。
私が良く利用する君津=東京駅線などは休日も(休日の方が?)良く乗っているようです。 都心の駐車場がべらぼうに高いので千葉県側のバスターミナルの駐車場(1日:500円)にクルマを置いてバスで出かけるというのがパターンです。 しかし長野=松本となると市内の駐車場環境がいいので、やはり、鉄道よりも高速バスよりも、「マイカー」ということになってしまうのでしょうね。
Posted by: しみず | 2011.11.26 05:26 PM
しみずさん、こんばんは。
* 長野=松本の高速バスなど
私も意外に思いました。
* 私が良く利用する君津=東京駅線などは
東京や大阪などは駐車場が心配なので公共交通の需要がありますが、地方ではそういう心配が要らない、というのが大きいでしょうね。
Posted by: たべちゃん | 2011.11.27 06:58 PM